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地域協働推進の取り組み寄附特別講座(第9・10回)を開講しました

2018年6月29日

 平成30年6月22日(金)に本学第1講義室にて、「新日本スーパーマーケット協会・北洋銀行 寄附特別講座(第9・10回)」を開講しました。本講座は、「地方創生」の取組が求められるなか、各界で活躍されているトップクラスの方々を講師として迎えた講座を行うことにより、地域産業を担う高度な地域人材の育成と受講者のキャリアアップを目指すもので、学生、企業、一般市民の方、約260名が受講しました。なお、本講座は今年度より「国際地域リーダー論」として授業科目となりました。
 
 第9回講座は、株式会社NOTE 代表取締役 の 藤原 岳史 氏が「古民家等を活用した観光まちづくり」と題し、国内に点在する多くの歴史的建築物の価値を最大限に活用したまちづくりや地域再生のための仕組みについてご講演いただきました。
 「篠山市では一つの施設にサービスを集中させるのではなく、城下町全体を一つのホテルとし、町に分散している再生した古民家をホテルの客室にすることで、客室への移動時間も観光のきっかけになるので町全体の経済の活性化に繋がる」と、これまでに再生に成功した地域を例に挙げ、その土地の歴史を踏まえたエリアマネジメントの必要性を紹介。また、各地域の暮らしや生活、住んでいる人々も観光資源だと話し、「資源は地域そのもの。『観光』ではなく、日々の暮らしや文化に光をあて、地域の人々に関わる『関光』とし、観光客ではなく、1日暮らす住民を呼ぶと考えている。交流人口を増やし、最終的に地方に人口が増えることが目標である」とお話しされました。

  ▲ 株式会社 NOTE                     ▲ 授業風景 ▲
      代表取締役 藤原 岳史 氏 ▲

 第10回講座は、フジッコ株式会社 常務取締役 籠谷 一徳 氏が「食よく、バランスよく『新・日本型食生活』をめざして」と題し、創業期からこれまでの歴史や独自のマーケティング術、食文化の向上を目指し提唱している『新・日本型食生活』についてご講演いただきました。
 「創業期から安心・安全な商品にこだわり、合成保存料無添加などを実現してきた。また、日々寄せられるお客様の声を大事にしており、それに加え高齢化や世帯人数の減少などの社会背景の変化に応じた商品の開発に取り組んでいる」とお話しされました。また、以前に比べ日本人の食の欧米化・簡便化による栄養バランスの崩れを指摘し、「食生活において和食だけでなく、洋食の良いところをうまく取り入れてほしい。今日をきっかけに食を改めて、勉強にスポーツに励み、健康で長生きしてほしい」と、ヨーグルトを含む「まごわやさしいヨ」の食生活を推奨し、お客様の健康をサポートする健康創造企業として温かい言葉をいただきました。

   ▲ フジッコ株式会社                     ▲ 授業風景 ▲
      常務取締役 籠谷 一徳 氏 ▲

 講話後の質疑応答では、学生や市民から多くの質問があり、講話内容について更に理解を深めていました。

 次回の講座は平成30年7月13日(金)に行います。是非ご参加ください。
詳しくは以下の特設ページをご覧願います。





 

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