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地域協働推進の取り組み寄附特別講座(第13・14回)を開講しました

2019年7月26日

 令和元年7月19日(金)に本学第1講義室にて、「全国スーパーマーケット協会・北洋銀行 寄附特別講座(第13・14回)」を開講しました。本講座は、「地方創生」の取組が求められるなか、各界で活躍されているトップクラスの方々を講師として迎えた講座を行うことにより、地域産業を担う高度な地域人材の育成と受講者のキャリアアップを目指すもので、学生、企業、一般市民の方を合わせて約260名が受講しました。なお、本講座は平成30年度より「国際地域リーダー論」として授業科目となりました。
 
 第13回講座は、双日株式会社 顧問 の 横尾 昭信 氏が「違いを楽しむ」と題し、会社員から経営者として歩まれてきたご自身の経験についてご講演いただきました。
 「アメリカ合衆国は、圧倒的な資源を持ち、50の州それぞれの独自性が高く、多様性に富んでいるのが強みだと考える。日本も優秀で新しい発想を持つ人を集め、東京だけでなく各地方が強くならなければならない」と、ご自身の海外での勤務経験を踏まえ、世界から見た日本の現状や課題についてお話しされました。また、「世界で起こる様々な出来事の歴史的背景を調べ、なぜこのようなことが起こったのか考えてみると良い。多くのことに興味を持ち、自身で調べて知識を深めるといった良い習慣を身に付けることが大切である。」と、これから多くのことを学んでいく学生へアドバイスをいただきました。

            ▲ 双日株式会社 顧問 横尾 昭信 氏 ▲
 
 第14回講座は、マルハニチロ株式会社 マーケティング部副部長 の 片野 歩 氏が「日本の水産業は復活できる!魚が消えていく本当の理由」と題し、国際的な視点から見た日本の水産業の現状や課題についてご講演いただきました。
 「世界的にみると漁業は成長産業であり、漁船や養殖施設等への投資が盛んに行われ、水揚量も増え続けている。しかし、日本では養殖も含め水揚量は減少し続けており、漁業従事者の高齢化や担い手不足といった課題もある」と、世界と比較した日本の漁業の現状をご紹介いただきました。さらに、「成長途中の魚の乱獲などが原因で日本の水産資源は悪化している。暮らしへの影響もあるが、正確な情報を基にした水産資源管理を行う必要がある」と、日本の水産資源の回復に向け、国民の理解の必要性についてお話しされました。

      ▲ マルハニチロ株式会社 マーケティング部 副部長 片野  歩 氏 ▲

 講演後の質疑応答では、学生や市民から多くの質問があり、講演内容について更に理解を深めていました。

 本講座は、全国スーパーマーケット協会及び北洋銀行との連携により、来年も開催する予定です。
 

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