シュヌークの果てに夢をみて
函館校 大場 祥太
1 カルガリーの第一印象
僕にとって、このプログラムが最初の海外での生活となりました。
カルガリーに着くまでは、海外で1か月ホームステイするという実感がありませんでしたが、カルガリー空港に着き、道路が左側通行であることや、見たことのない植物があちらこちらに植えてあるのを見て、初めて、海外に来たんだなという実感が湧きました。
カルガリーの第一印象は、やはり自然が豊かであるということでした。
ホストファミリーが連れてってくれた、バンフ国立公園や、セントルイーズの湖など、日本では見ることのできない大自然がカルガリーにはありました。
また、大学のキャンパス内や、街のあちらこちらで、野生のリスやウサギを見かけることが多々あり、その度に、カルガリーの自然の豊かさを実感しました。
週末には、ホストファミリーのPATと朝犬の散歩に行っていました。
カナダでは、犬の散歩で1、2時間散歩するみたいで、PATが毎日元気モリモリな理由がわかりました(笑)散歩コースも自然いっぱいで、近くにはビーバーの住むBOW RIVERが流れ、遠くの方にはロッキー山脈の山々を見ることができました。
I like this smell.と、犬の糞をビニール袋で処理しながら交わした冗談なども、とても楽しい思い出です(笑)
2 ホストファミリー
僕のホームステイした家は、PATと、同い年のDEVONの2人暮らしの家でした。
2人とも、とても親切で優しく、とても楽しく1か月を過ごすことができました。2人にはとても感謝しています。
DEVONは、昨年大学をやめ、今自分のやりたいことを考えている最中でした。
そのため、大学が終わり、家に帰ったら必ずと言っていいほどDEVONが家にいて、帰ってから2人でいろいろ話をしたり、犬の散歩に行ったりと、暇のない充実した毎日をおくることができました。
時には2人だけのシビアな話もしましたが・・・(笑)
同い年のわりにはすごく落ち着いていて、DEVONは本当に兄貴みたいな存在でした。
PATは大学の教授をやっているため、毎朝大学まで車で一緒に行っていました。
PATはジブリのとなりのトトロが大好きで、日本のお土産で、トトロのコーヒーカップを持っていったら、とても喜んでくれました。
また、PATは料理がとても上手で、その中でも、サーモンパスタは格別でした。
日本料理の本もたくさんあり、水炊きを作ってくれたこともありました。
ぶっちゃけ、日本で食べたことのある水炊きよりも、PATが作ってくれた水炊きの方がおいしかったです。
また、カナダの伝統菓子のFruit Cobbler(フルーツカーブラー)というパイもとてもおいしかったです。
PATは週末にいろんな所へ連れて行ってくれました。
バンフ国立公園、ショッピングモール、ファーマーズマーケット、ピクニック、ダウンタウン、チャイナタウン、ヘリテッジパークなど、いろんな所へ連れてってくれました。
その中で1番印象に残っている所は、みんなでBowness Parkへピクニックに行ったことです。
そこでは、生まれて初めてカヌーに乗ることができました。
思ったよりも簡単だったし、1番後ろに乗っていたDANは小さい頃からカヌーに乗っていたということもあって、僕らのカヌーは、4人乗りのスワンボートでさえ追いつくことのできないくらいのスピードで、水面を優雅に駆け巡っていました。
昼は、広場でバーベキューをしました。ホットドック、チキンの丸焼き、サラダ、スナックなど、たくさんおいしいものがあり、大自然に囲まれてするバーベキューは、本当に最高でした。
PATがカリフォルニアに親戚の結婚式に行っている間の4日間、佑太さんのホストファミリーであるカルーとラーナの家にホームステイさせてもらいました。
インド系カナダ人の家で、お茶を集めるのが趣味らしく、インドのお茶はもちろんのこと、ミントティーなどとてもたくさんの種類のお茶を飲ませてくれました。
3 University Of Calgary
このプログラムの前半の2週間は、大学でESLの授業を受けました。
ESLの他にも、カナダの教育や歴史についての話を聞いたり、ダウンタウンにある日本大使館や教育施設を訪れたりし、カナダについての理解をより深めることができました。
また、カルガリーの街から2時間くらい車を走らせたところにあるKananaskis Field Stationという大学の施設では、カナダの自然や環境問題について学びました。
見ただけで、木の年齢、種類、分布状況がわかる記号についての説明や、山火事によってボロボロになってしまった木を見たり、道具を使って木に小さな穴を開け、年輪を掘り出し、木の年齢を調べたりと、実際に自然の中に入って学ぶことができました。
自分で実際にやってみて学ぶということは、記憶にも残りやすく、楽しむこともできると思うので、この授業はとても興味深く、とても楽しむことができました。
さらに、授業の最後には、自分で動物の足跡を石灰で固め、記念にお土産としてもらうことができました。
この授業を受け、もともとあまり興味のなかった環境問題に関心を持つことができるようになり、美しい自然環境を守っていかなければならないと思うようになりました。
いろいろなところへ連れて行ってくれて指導してくれたALANAに、とても感謝しています。
4 学校訪問
このプログラムの後半の2週間は、カルガリー市内の小学校、中学校、高校を訪問し、授業を見学したり、駒を教えたりしました。
カルガリー大学付属小学校では、小学5、6年生の授業を見学しました。
そこでは、2つの学年の子供たちが1つの教室で勉強するmulti-agedと呼ばれる教育方法がとられ、その教育方法の利点である高学年が低学年にわからないところを教えてあげるといった場面も見ることができました。
また、1つの教室で何人かの先生が協力し合って子供たちに授業をするteam-teachingと呼ばれる方法もとられていました。
子供たちが机に座って説明を受け、問題を解くといった教育方法が、日本では広く取り入れられていますが、カルガリー大学付属小学校では、子供たちが1つのカーペットやホワイトボードの前に1度集まり、教師の説明を聞いてから、自分の机に戻って問題を解いていました。
そこが、僕が、日本の教育と1番違うなと感じた点でした。
他にもいくつか気づいたことがありました。
カナダでは、多くの人種が交じり合って生活しているため、出身がインドであったり、中国であったり、カナダ以外の国出身の子供がたくさんいました。
もちろん、日本出身の生徒もいました。
他にも、今カナダやアメリカで問題となっている肥満対策として、毎日体育の授業が行われていました。
僕も一緒に参加してバレーをやりました。あと、教室の1つ1つが壁でしきられているのではなく、カーテンのようなもので仕切られていて、子供たちが自由に行ったり来たりできるようになっていました。
この後半の2週間の学校訪問で学んだことはとても多かったです。
このプログラムと他の留学プログラムの1番の違いである学校を訪問することができるという企画は、カナダと日本の教育を比較し、お互いの良い点と直すべき点を発見できるいい機会になりました。
本当に、このプログラムに参加してよかったと思いました。
駒も、子供たちに大うけで、とても楽しく学校訪問することができました。
2人だけ、紐を使って回す大きな駒を回すことができて、とてもびっくりしました。
5 次回のプログラム参加者のみなさんへ
この研修では、前もってカナダについて簡単に調べておくことをお勧めします。
僕は、授業でカナダについて前もって調べていた甲斐あって、カルチャーショックなどを受けずに楽しくこの研修に参加することができました。
また、しっかり自分なりの目標を持って研修に参加すると、より理解も深まるし、有意義な研修になると思います。
あと、運が良ければ冬にしか見ることのできないシュヌークという現象も見ることができるでしょう。








