教員養成課程では、現代の学校が抱える多くの教育課題を解決することができる実践的な指導力を持った教員養成をめざします。専攻科目に学校現場での様々な経験を質的に高めることをめざす全く新しい科目(教育実践フィールド科目)を導入するなど、日常的に児童や生徒の理解を深める機会を多く設けています。
1. 教育臨床専攻
現代の子どもや学校が直面している様々な教育課題(いじめや不登校など)を見据え、より理想的な教師や学校のあり方(教育)、授業・学級づくり(教科教育・生活指導)、子どもの心の発達や学習原理(教育心理)などについて学ぶことにより、実践的な指導力を身につけた小学校教員の養成を目指します。分野への所属については、本人の希望や場合によっては懇談を参考にして、4月末までに仮所属を行います。詳細については入学時に説明します。
2. 特別支援教育専攻
盲・聾・養護学校や特殊学級の教員を養成します。従来の7障害(視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、言語障害、情緒障害および病弱)に加えて、学習障害など、特別な支援を要する子ども一人ひとりの特性や支援方法を深く理解できるよう、理論的・実践的な学習を進めます。
3. 養護教育専攻
養護教諭(保健室の先生)を養成します。学校における児童生徒の救急時の応急措置はもちろんのこと、健康の保持増進及び心身の健康問題の把握や解決のための援助と健康相談、保健管理及び保健教育を専門的に担う養護教諭の養成を目的としています。また、児童生徒の健康や疾病に係わる教師・スクールカウンセラー・栄養教諭・家庭・医療機関・他専門機関・地域社会との連携協力に関するコーディネーターとしての調整能力の育成を目指します。さらに、学校において日常生活を維持するための環境管理や安全管理の構築等と同時に、医療的ケアを必要とするも身につけます。
4. 総合学習開発専攻
主に中学校教員(家庭科、社会科、理科)の養成を目指します。食料問題、国際理解、環境問題などにかかわる現代的課題について、各教科の枠を超え、身近な生活と関連付けながら総合的に理解・研究を深めるとともに、中学校の各教科や総合学習の授業開発を行う能力を習得します。
総合学習開発専攻に入学した学生は、本人の希望および指定した科目の成績によって2年次から3つのグループ(生活・食育、国際理解、環境教育)に所属し、各グループに対応したカリキュラムに基づいて学びます。
5. 基礎学習開発専攻
小学校教員として必要な資質を育成する教育と研究を行います。今日の教育においては、学習の主体である子どもを中心に、子どもたち自身がお互いにかかわりあいながら、「学び」を創りあげていくことを通して、「生きる力」を育む教育が求められています。こうした社会の要請に応えるため、本専攻では「国語グループ」「社会グループ」「算数グループ」「理科グループ」「英語グループ」の5つのグループを設け、入学時にいずれかのグループに所属して、理論や方法論について深く学ぶと同時にそれぞれのグループの特徴を活かしながら、横断的な視野から物事をとらえることのできる人材の養成を目指します。
また、実習や実験を通して体験的に学ぶことのできるカリキュラムが工夫されています。さらに小学英語の指導法の開発にも取り組みます。各グループへの所属の詳細に関しては、入学時に説明します。