通常学級には、発達上の課題、つまり配慮を必要とする子どもたちが大勢存在しています。彼・彼女らは、決して特殊な存在ではありません。周囲のちょっとした支えがあれば、他の子どもたちと同様に、発達し続ける存在であるのです。「発達」とは、変化・成長する現象だけを示す言葉ではありません。人が人に出会い、互いに作用しながら高めあう「関係性」そのものを意味するのです。
特別支援教育の対象は、従来、特殊教育で教育を受けていた子どもたちだけでなく、通常学級に数多く存在するアスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害といった子どもたちも含みます。一人ひとりの発達的ニーズを把握し、その子の持てる力を高めて、生活や学習の上で、さらなる成長を促すために必要な支援を行うのです。
特別支援教育専攻では、「一人ひとりのニーズ」を見極め、「一人ひとりのニーズ」に対応できる教員の養成を目指しています。これまでの障がい児教育の歴史、心理アセスメント、個別の指導計画の作成、実践的な指導法等、ほかにも多くのことを学ばなければなりません。
本専攻の特色は、2〜4年生がいつでも参加できる臨床実習があることです。この実習では、実際に子どもを担当してもらい、スタッフのスーパーバイズを受けながら、子どもたちの「困っていること」の解決に取り組みます。実践的なカリキュラムの一つと言えます。
■ 1年目
特別支援教育について、基礎的な知識を身に付けます。
■ 2年目
臨床実習、観察法実習、アセスメント実習などがはじまります。
■ 3年目
研究室を選択して、興味のある分野について、専門性を深めていきます。
障害児教育方法、障害児教育、障害児心理などの研究室があります。
■ 4年目
4年間のまとめとして、卒業論文を完成させます。