学部・大学院長期履修制度
1. 制度の目的・概要
本学大学院教育学研究科では、職業等を有しながら学習する人々の学習需要に対し、大学院での夜間・土曜日開講制の実施、遠隔授業システムの利用によるサテライト方式の実施など、その需要に応えてきましたが、さらに長期履修学生の制度を導入することにより、職業等を有している人々の学習機会の選択肢をさらに拡大し、本学大学院の充実と活性化を図ることとしています。
通常、大学院の入学から修了までの履修期間は2年となっていますが、職業を有する等、勉学時間が十分確保できないなどの事情がある場合には、2年間で設定されている教育課程を4年間を上限として履修する計画を立て、長期履修学生として許可を受けて在籍することを可能にするものです。
なお、この制度は、新入生だけでなく、在籍中の学生が事情変更により、条件を満たした場合は、途中(2年次になる前に申請)からでも適用されます。
2. 対象
職業を有する等の事情により、定められた修業年限(2年)では、大学院の教育課程の履修が困難な学生としています。
職業を有している等とは、有職者(正規雇用、臨時雇用を問いません)、家事、育児、介護などの事情により、いわゆるフルタイム学生としての修学が困難な事情にあることをいいます。
なお、特別な事情がないにもかかわらず長期間かけて修了したい、学業不振を理由に長期履修制度を利用して修業年限を延長するなどは、本制度の趣旨に沿わないので対象にはなりません。
3. 長期履修学生の事例及び授業料
長期履修学生の授業料は、履修期間にかかわらず原則として2年分の授業料の納付でよいことになります。 なお、在学中に授業料の改定が行われた場合には、改正年度から新授業料が適用されます。
<参考>
- 通常の学生の場合 授業料年額 535,800円
(課程修了までに要する授業料総額 535,800円×2年=1,071,600円) - 入学する時点で3年間の履修許可の場合 授業料年額 357,200円
(535,800円×2年(通常修業年限)/3年(長期履修期間)=357,200円)
(課程修了までに要する授業料総額 357,200円×3年=1,071,600円) - 入学する時点で4年間の履修許可の場合 授業料年額 267,900円
(535,800円×2年(通常修業年限)/4年(長期履修期間)=267,900円)
(課程修了までに要する授業料総額 267,900円×4年=1,071,600円)
※ 通常の修業年限を超えて履修を延長できる期間は、1年を単位として申請が可能です。
4. 申請手続
希望者は、「取扱要項」に基づき、申請書、理由書及び在職証明書等、 所定の書類を期限まで提出することが必要です。
5. 長期履修学生制度に関する照会先
教育企画課修学支援グループ又は各校教育支援グループ