キャンパス紹介キャンパス長メッセージ
入学を考えている皆さんへ
旭川校は、大正12年に設立された北海道旭川師範学校を前身とし、令和5年に100周年を迎える長い歴史と伝統のある国立大学です。北海道教育大学は「教育」という名が示す通り、教員の養成を主たる目的とする大学であり、5つのキャンパスがありますが、札幌校、釧路校は主に小学校教員の養成を担うのに対して、旭川校は中学校(高校)の教員養成を主に担当しています。中学校(高校)の教員は教科担任制で、国語、数学、体育などの専門の授業科目の指導が主たる仕事になるので、旭川校ではこの教科指導に軸足をおいた「教科教育専攻」があり、教育の原理や理論、教科指導法、高度な専門知識・技術・技能を深く学び、専門職の「プロ教師」としての実践的な指導力を持った教員養成を目指した教育内容の研究と充実を図っています。その一方で、教科の専門性を追及する「教科教育専攻」とは別に、教育学、教育心理学、幼児教育、特別支援教育を学べる「教育発達専攻」が設置されており、この専攻では、幅広い観点から「教育という営み」そのものについて様々なアプローチから深く研究することができ、小学校教員免許の取得が卒業要件となっています。このように、旭川校では時代に即した幅広いニーズに応えるよう、様々な分野で専門性に優れた多彩で優秀なスタッフを揃えているのが特徴です。
中・高校の教員養成をメインにしたキャンパスとはいうものの、旭川校の卒業生の大半は、小・中学校の両方の免許を取得しており、平成27年からは「教科教育専攻」でも小学校教員の養成を中心にしたカリキュラム「小主免」が新設され、実際に「教科教育専攻」からも多くの小学校教員が巣立っています。もちろん、高校の免許を取得して、高校の教員になっている先輩も多くいます。
次に旭川校の教育における特徴としては、「ゼミ活動」と呼ばれる学生の自主的な学習の機会があります。ゼミ毎に専門性を高める活動をしたり、教師力を磨くために必要な模擬授業を行ったり、1~4年までが一緒に学べる学習活動の機会が豊富に用意されています。また社会のグローバル化に対応し、高い語学力と豊かな国際感覚を有する教員を養成するため、「グローバル教員養成プログラム」に参加することもできます。
旭川校の環境は、JR旭川駅からバスで15分程度であり、キャンパスは自然に包まれていますが、一歩学外へ出れば、近くに飲食店、スーパー等の商業施設も多くあり、学生生活を送るには大変過ごしやすく優しい街です。
「教學半:教えることは学ぶことであり、教えることと学ぶことは一つである」という旭川校の教訓を胸に懐き、皆さんも最新の教育と伝統的な教育精神を融合させた旭川校で、教員になる夢の実現に向けた第一歩を踏み出してみませんか。『教育理論と教科教育法を極め、授業で勝負するプロの教員たれ』 志高い皆さんの入学をお待ちしています。