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キャンパス紹介日本税理士会連合会による寄附講座(平成30年度・第9回)を開講しました

 平成30年12月6日,平成30年度第9回目となる日本税理士会連合会による寄附講座を開講しました。
 当日は北海道税理士会租税教育推進部長の有田眞人氏と北海道税理士会旭川支部の舟橋馨氏をお招きして,12月13日に旭川市立大有小学校で実施予定の租税教室の模擬授業を行いました。受講学生は構想した授業内容を各グループ10分間で発表しました。
 各グループの発表内容は以下の通りです。


【Aグループ】
 税金の使い道を解説した後に,「もし税金がなかったらどうなるのか」についてグループで話し合わせ,発表してもらうという授業内容。
 さらに,税の種類や公平な税の集め方についても触れた後,擬似選挙を行い,候補者を選ぶ際にどのような点に着目したかについて,児童に確認してもらう。

【Bグループ】
 我々の社会では,火災発生時に消防車が消火活動を行うが,「もし税金がなければどうなるのか」をグループで話し合わせ,発表してもらうという授業内容。
 本日生徒役を務めた学生からは消防車が来ない,消火できても多額の料金を請求されるなどの意見が挙がった。

【Cグループ】
 小学六年生(生徒役)自身がこれまでに使われた税金はいくらになるかをクイズで出題し,身近で多くの税金が使われていることの説明があった。集められた税金が何に使われているかを生徒に伝えることを主とした授業案。

【Dグループ】
 税金に関するイメージや税金について知っていることについて生徒に挙げさせた後,「もし税金がない世界だとどうなるのか」について,画像資料を用いて小グループごとに話し合い,発表する。この学習活動を通じて,税金の必要性について学ぶとともに,思考させることを授業のねらいとしていた。

【Eグループ】
 「豊かに 健康的に 安心して 文化的に」をテーマに身の回りにある公共サービスが税金によって成り立っていることを解説した後,民主主義の話(日本国憲法・選挙など),財政事情についても触れ,税収が足りない理由を考えてもらう学習活動が組み込まれていた。

 発表後,どのグループも完成度が高く,小学校の租税教室として開講できる内容であるとの講評をいただき,また,最終的な選考の結果,旭川市立大有小学校での実施グループとしてDグループが選ばれました。
 最後に,租税教室の実施にあたっては,小学生の既有知識と新たな学びにつなげる工夫が必要で,ロールプレイや模造紙を使った活動を取り入れることで深い学びが実現できる租税教室にしてほしいという言葉をいただきました。
 
模擬授業の様子(1)

模擬授業の様子(1)

模擬授業の様子(2)

模擬授業の様子(2)

指導案のプレゼンテーション

指導案のプレゼンテーション

講評の様子

講評の様子

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