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日本税理士会連合会による寄附講座(令和元年度・第9回)を開講しました

~模擬授業発表と振り返り②~

 令和元年12月5日、第9回目となる日本税理士会連合会による寄附講座を開講しました。
 当日は、北海道税理士会租税教育推進部長の有田眞人氏と、同会旭川支部の舟橋馨氏をお招きして、旭川校仮設講義棟の模擬授業室(T102)においてBグループによる「税・財政に関する模擬授業」を行いました。
 Bグループは、教育出版の教科書『小学6年社会』を用いて、税金の役割に関する知識の定着を図るとともに、税金を使った街づくりシミュレーションの学習活動を通じて、税金が国民のよりよい暮らしを支える役割を果たしていることを児童たちに理解させることを目標とする授業を実践しました。
 導入では、授業者が「税金」と聞いて思い浮かぶ言葉を児童役の学生に問いかけ、税金と日常生活のつながりを実感してもらいました。例えば、無償供与の教科用図書を挙げて、税金の使い道を確認しました。税金のイメージについて、悪いイメージを抱いている児童が多いことを想定して授業を進め、児童たちが真っ先に思い浮かぶ税である消費税が、何のために納めているのかという本時の課題に繋げておりました。
 展開では、3つのグループに分かれ10億円の予算内に収まるように、公共施設・公共サービスの支出を行って、児童たちが望ましいと考える街づくりに取り組みました。図書館には1億円、体育館には3億円というように、各施設の設置費用が定められております。各グループは「街づくりコンセプト」をはじめに策定し、それに沿って10億円の使い道を考えていきました。グループワークでは、「実生活を想定し除雪や川にかかる橋を設置するべきだ」という発言や、「もっと財源が欲しい」という発言が見られ、主体的・対話的な学びが展開されていました。グループの活動成果である「街づくりコンセプト」と10億円の使い道は以下の通りです。
 グループ1:みんなが過ごしやすい街
 全ての施設の運営母体である市役所を街の中心に据え置きました。また優先順位として、医療行為をつかさどることができるのは病院だけであるという観点から、病院を建設していました。
 グループ2:子どもにやさしい街
 コンセプトから、公園、体育館、図書館と、子どもたちが利用できる施設を優先的に建設しました。また子どもたちの移動の観点からも除雪費用や、子どもたちの生活を保障する警察や病院などを建設しました。
 グループ3:みんなのための街
 病院、警察、消防、という機能をみんなの生活の根幹に構え、街の中心交差点に並んで建設していました。また、除雪、ゴミ処理、浄水場、といった生活に欠かせない機能も保障し、都会のオアシスとして公園も建設しました。市役所も建設したかったが、予算5億円が確保できなかったと述べていました。

 授業のまとめでは、10億円では十分な街づくりはできないという印象を、日本の財政状況にスケールアップし、税金の使い道と財源不足の現状を通して、授業者は税金の必要性を解説し、「税金は豊かな暮らしを創るためにある」というまとめで授業を締めくくりました。有意義なグループ活動を通して、税金の役割と使い道を正しく理解できる授業でした。
 授業者の課題としては、グループワークでの制限やルールを設ける必要性や、残りの時間の使い方を挙げていました。振り返りの時間では、授業の課題や発問のあり方について、授業者と参加者との間で活発に意見を交わす場面が多く見受けられました。本日の講師である有田氏からは、グループワークにおいて、実際の金額を設定して街づくりを行ったことを高く評価されていました。その中で、「公平」というキーワードを用いて、一歩踏み込んだ説明があってもよかったのではないかというアドバイスをいただきました。舟橋氏からは、全体の流れが良く、楽しい授業だと感想を述べられました。特に、街づくりのシミュレーションがすごくよかったという評価をいただきました。税金に対する言葉遣いや、課題の設定において消費税に限定したことについて、税の使途を含めて、検討してほしいというアドバイスをいただきました。
 次回は、Cグループが旭川市立大有小学校で実際に授業実践を行います。


模擬授業の様子


講師の有田眞人氏と舟橋馨氏


児童役の受講生による発表

 

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