
本学は、東日本大震災被災地のいち早い復興を願い、被災地での学生のボランティア活動を支援しており、学生が被災地等で行うボランティア活動について一定の条件を満たせば欠席扱いにしないことや活動経費の金銭的援助も行っています。被災地でのボランティア活動は、がれき撤去、清掃、家財撤去、泥のかき出し等の各種作業を始め、教育大学の学生だからこそ求められる被災地学校での学校支援(学習支援)活動と多岐にわたっています。また、被災地から避難してきた子どもたちと一緒に遊んだり、学習を手伝うボランティア活動も行われており、本学学生のボランティア活動は被災地の方々から大変好評です。
本報告会では、岩手県大槌町での泥のかき出しなどの活動、宮城県三陸町でのがれき撤去活動、同県登米市立南方中学校での学習支援活動、ふくしまキッズ活動、みちのくKids活動等について、ボランティア活動の動機、成果、感想等が述べられたほか、福島県出身の札幌校佐藤昌彦教授から、自ら経験した被災当時の緊迫した状況の話とともに、被災地を代弁して本学学生のボランティア活動に対する謝意もありました。
また、被災地の現状をほかの学生にも認識してもらう必要性、人と人との繋がり、被災者の気持ちに寄り添う心の復興に対する気配りなどについても提案があり、学生の震災ボランティア活動の重要性が再認識された報告会となりました。

