
「ふくしまキッズ夏季林間学校」における大沼(8月8日~8月9日)での本学学生の活動について報告します。前期末試験も終わって夏季休業期間に入ったこともあり、この期間は本学から38名の学生が参加し、その内、23名の学生が大沼で活動を実施しました。
学生たちは、子どもたちの世話をするリーダー・サブリーダーや本部スタッフ等の役割に分かれ、それぞれの形で支援活動をしました。学生は積極的に子どもたちに声をかけ、いっしょに遊んだりすることはもちろん、生活上のしつけやあいさつを指導するなど(例:きちんと歯を磨いてから一緒に遊ぶ・「いただきます」を全員言ってからごはんを食べる)子どもたちに対し真摯に取り組む姿が、印象的でした。
また、24時間子どもたちの世話をするのは想像以上に大変で、ボランティアの人数が足りていない中での教育大の学生のがんばりは、現地スタッフ・保護者から非常に高い評価を得ていました。なにより、子どもたちが本当に楽しそうにしていました。
参加した学生の感想
学生Tさん 役割:リーダー
- 参加したきっかけは、子どもが好きで子どものために何かしたいと思ったから。
- 24時間子どもに付いて世話をするリーダー、サブリーダーは、疲れる仕事だが、やっていて楽しい。参加して良かった。
- 子どもたちが「真剣に」を「震源地」と聞き間違えたり、横たわっている人を見て「遺体」と言ったり、明らかに震災の影響を受けている発言をしている。心配だ。
学生Kさん 役割:サブリーダー
- ADHDと診断を受けている子どもが班に1人いて、その子どもに合わせていると他の班の子どもにも迷惑がかかり、食事や移動などとうてい時間内に間に合わない。1人がつきっきりで対応しなければならない。
- びっくりしたことが、同じ服を4日間続けて着ている子どもがいたり、期間中歯磨きを初めてしたという子どももいた。そのことに学生ボランティアがなかなか気づけなかったりする。子どもの支援をするにはボランティアの人数が足りていない。
学生Mさん 役割:食事
役割は主にスタッフ宿泊場所(婦人会館)での食事を作ること。清掃等の本部業務も手伝う。もちろん空いている時間は子どもたちの遊び相手をしていて、楽しんでいる。学生Iさん 役割:看護
- 看護の仕事は具合の悪くなった子どもたちに付いててあげて、看病すること。
- 参加初日だけでも5人ほど体調の悪い子どもが来た。夏季林間学校が開始して3週間目なので子どもたちも疲れてくる頃。がんばりたい。


