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学士力向上

大学と現場の教師が連携した理科の指導力養成のための学士力向上講座プログラムの開発、実施とその効果に関する研究

 

プロジェクトの背景と目的

 現在の教育学部の教員養成では学士力の向上が求められています。これは、大学卒業時の学生の力量を高めることを意味しています。理科専攻の場合、大学で科学の内容と理科教育学を学び、専門的知識とスキルなどを身につけることを指しています。
 そのためには、大学に入学する前の物理・化学・生物・地学などの知識を身につけていることを前提として、大学でより深い専門的知識を学びます。すなわち大学以前の基礎知識と大学での高度な知識の両面が必要です。このプログラムは、前者に焦点を置いたものです。
 ところで、大学に入学する前、高等学校で学ぶ物理・化学・生物・地学全てを学ぶ学生は、現在の教育課程の中にはいません。たとえば高等学校で化学と生物を学んできた学生は物理と地学を学んでいません。大学の物理学あるいは地学を学ぶことは、中学の知識だけをもとにして学ぶことになり、これは大変なことです。
 また、中学校時代、今の学生が学んだ内容は旧学習指導要領の内容でしたが、かれらが教育実習に行くとき、現行の学習指導要領を教えることになります。従来、学習指導要領は改訂の度に、内容が減ってきたので、これについては問題がありませんでした。しかし、現在では学習指導要領の内容が増えたため、中学時代に教わらなかった内容を、彼らが教えることになります。それは、中学校学習指導要領、理科3年間の旧と現行を比較すると標準時間で95時間の差があり、ほぼ一年間の理科の内容に相当する差です。
 このような、大学以前の基礎知識が十分ではないことは、学生個人の責任ではなく、学習指導要領の変遷によるものです。


 本プログラム:「大学と現場の教師が連携した理科の指導力養成のための学士力向上講座」として、(1)学士力向上講座Ⅰ 中学校編(以下「中学校編」)、(2)学士力向上講座Ⅱ 高等学校物理編(以下「高校物理編」)を開発して実施しました。対象は大学1年生です。中学校編では、中学校の内容についての教材の分析・検討を通して、理科教育専攻の学生の学士力向上のための基礎的な力量を身につけることを目指しました。高校物理編では、おもに高等学校の物理のうち、力学に焦点化してこれを指導しました。この内容は、高等学校の物理の先生で、大学との連携に理解を持ってくださった先生に指導をしてもらいました。
 なお、これらのプログラムではテストを行い、一定のレベルに到達することを目指します。これにより基礎知識を身につけます。これはまた、教育実習のための基礎的な力を涵養することも合わせて目的とします。
 一回の授業は大学の1コマをあて、中学校編と高校物理編いずれも年10回ずつ、すなわち年間20回の授業を平成25年度から実施しています。


 

実施体制

   北海道教育大学旭川校
 

予算

北海道教育大学中期計画等実施経費 学術研究推進経費(学術研究推進プロジェクト経費)
平成25~27年度

大学と現場の教師が連携した理科の指導力養成のための学士力向上講座プログラムの開発、実施とその効果に関する研究

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