
この事業は、平成17年度から2カ年にわたり文部科学省の「小学校英語地域サポート事業」の指定を受け実施されてきた事業の後継事業であり、実施日前日には、文部科学省から学習指導要領の改定案が公表されたとあって、悪天候にもかかわらず、全道各地で小学校英語に携わる現職教員ら当日参加者を含む122名が参加しました。
初日は、大阪府河内長野市立高向小学校の梅本龍多教諭が、「小学校外国語活動(英語活動)の最初の一歩」と題した講演を行いました。
梅本教諭は、先進の小学校英語活動を様々なゲームとユーモアを交えながら実践し、英語の授業は小さな感動の積み重ねが重要であると述べました。
その後、全道各地の実践発表が行われ、担任中心の授業、全校集会Hello English Festivalの取組み、地域活動と繋げた英語活動、他教科と関連付けた単元構成などの事例に、参加者は熱心に聞き入っていました。
2日目は、北海道教育委員会指導主事 軽部恭子氏、札幌市教育委員会指導主事 大道弘孝氏、札幌市立北の沢小学校教頭 中村 淳氏、本学釧路校准教授 木塚 雅貴氏をパネラーに迎え、「小学校外国語活動を始めるために必要なもの」と題したパネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、会場の参加者を交え、授業運営に必要なこと、中学校英語との連携等について、教育行政、学校現場お互いの立場で、熱心な意見交換が行われました。
2日間の事業を終えた参加者からは、「小学校英語活動を実践していく上で人的ネットワークができた。」「先進の事例を知ることができ、参考になった。」等の感想があり、好評のうちに終了しました。

