小中連携して取り組むメディアリテラシーの習得にかかわる事業報告
本事業においては、文部科学省『情報活用能力の3観点』に示されているメディアリテラシーにおける情報活用能力の実践力として、課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて、必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し、受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力の育成を目的としている。小中が連携し、授業や行事、各教育活動を行う中で、児童生徒が主体的にメディアを活用し、現存するリソースを有効に活用する手立てを体験的に学び、生涯にわたってメディアリテラシーの涵養を図ることは、情報活用能力の観点である情報の科学的な理解と情報社会に参画する態度の育成につながると考える。そのためには、図書や情報機器等から得られた情報を評価・識別し、まとめ、発信していく学習や、メディアを媒体として学習したことを他者と共有していくような教育活動が必要となるだろう。こうしたリテラシーは、9年間を見通した教育活動によって培われるものである。そのために、段階的にメディアの活用を工夫した教育課程の編成も視野に入れ、試行してきた。
今年度の授業の実際から
体育科の授業の様子 ipadのアプリを使用し模範と比較しながら動作分析を行い、モニターを使って技能向上を図っている場面。
社会科の授業の様子 財政教育プログラムの授業において、ipadのアプリを使用し
予想や模擬の予算立てを行い活動している場面。
英語科の授業の様子 モニターを使って、グループで話し合われたことをマッピング
しながら、交流を図っている場面。