命と安全を守る授業
授業の中では、絵本の中の一場面や、実際に起きた出来事を取り上げ、子どもたちから生じる疑問について話し合います。時には、ロールプレイ(ある場面の役を演じて疑似体験をする)をして、様々な立場になって考える時間を取ります。
「自分だったらどうするだろう。」「見ているだけなら、いじめではない?」「そもそもいじめってどういうこと?」自分の思いや考えを出し合う中で、「いじめ」について少しずつ理解を深めていきます。
高学年になると、インターネットやSNSを用いたいじめについても取り上げます。インターネットやSNSでは、直接相手の顔が見えない分、相手がどんな気持ちなのかを推し量るのが難しくなります。だからこそ、相手の気持ちを「想像する力」が一層求められます。
これらの授業を通して、子どもたちは、自分ではない「誰か」の気持ちに思いを巡らせ、自分には何ができるか、どうしたらいいのかを考えます。
相手の立場や価値観を理解しようとする努力こそ、「いじめ」のない学校を創る一歩だと、授業で進んで意見を出し合う子どもたちの表情から感じました。
5年 総合的な学習の時間「北海道150年物語」
5年生の総合的な学習の時間で学習したことを、一人一人「本」としてまとめていきました。
誰でも手に取って読むことができるようホールに置かれています。
みんなでわいわいと読み合う子。
一人で深くうなずきながら友達の考えたこと、調べたことを読み解く子。
大切に作ったためか、自分の「本」に愛着があるようです。
学校に足を運ばれた際には、ぜひお手に取って子どもの「本」に触れてみてください。
きっと新たな気付きがあるはずです。
ひな人形
お内裏様とお雛様、三人官女、五人囃子など、端整な目鼻立ちの座り雛からは、日本の伝統美を感じることができます。
交流給食
昨年の12月と今年の2月、ランチルームで、2年生と6年生の交流給食会が開かれました。企画は6年生です。
3月の卒業を控え、6年生は「他学年ともっと仲良くなりたい」という思いを強めています。そこで考えたのが「交流給食」。企画を実現するために、話し合いを重ねてきた6年生。
「どんな話題で会話するといいのかな。」
「席順も考えないとね。」
「グループはどうしよう。」
「席に名札を用意したらいいんじゃない。」
「ランチルームもかわいく飾りたいね。」
たくさんのアイディアが出てきます。相手の立場になり、どうすれば楽しんでもらえるかを考える表情は、とても真剣で、とても楽しそうでした。
そしていよいよ交流給食会本番。協力して準備を進める6年生。
司会のあいさつで会はスタート。「いただきます。」かわいい飾り付けやピアノ演奏による演出が、子どもたちの気持ちを盛り上げます。
「くじを引いてね。引いたくじに、質問が入っているよ。」
「最近、2年生ではどんなことが流行っているの。」
おいしく給食を食べながら、楽しい会話が続きます。参加している2年生はにこにこ笑顔。そして、会を進めている6年生も、とびっきりの笑顔です。
本校で現在進めている「食育」には、「食事を通じた人間関係形成能力を養う」という目標があります。2年生と6年生の笑顔から、その目標が達成されていることを感じます。
交流給食会終了後には、参加してくれた2年生にアンケートを行い、今後何をしていけばよいのか考える姿もありました。本気で取り組んでいることが伝わってきました。
これからも、6年生による他学年との交流は続いていきます。次は、子どもたちのどんな笑顔に出会えるのか、私たち教職員も楽しみです。
プログラミング学習
今回は、「EV3」と呼ばれる教育用ロボットを用いて行われました。
グループ毎に与えられたタブレット端末に、「動く方向」「時間」などを入力すると、
ロボットが動きます。実際にタブレット端末に入力して実行してみると、ロボットが
目の前で動き出します。見つめる子どもたちも思わず笑顔になります。
その後、ロボットが、コース内の「スタート」から「ゴール」まで行き着くよう、
タブレット端末にプログラムを入力していくのですが、簡単そうに見えて、なかなかうまくいきません。
「あれ?おかしいな。想像したのと動き方が違ったよ。」
「おしい。もう少しでゴールだったのになぁ。」
ロボットの動きを頭の中で想像して、どういった手順でプログラムすると、
思った通りに動くのか、試行錯誤しながら一生懸命取り組む子どもたち。
ロボットが無事ゴールに着いた時は、大きな歓声が上がりました。
来年度から実施する本校の新しい教育計画(教育課程)にも、プログラミング教育が
しっかりと位置付くことになります。
大事なことは、単なるPCやタブレット端末への入力作業で終わることなく、子どもたちが
目標達成のため、試行錯誤しながら、論理的に考えること(プログラミング的思考)です。
今回の出前授業も、一人一人の問題解決力につながる大切な学びの時間だったと、6年生の
真剣に取り組む姿から感じることができました。
2月の全校朝会
冬はバス等の公共交通機関が遅れることもあるため、冬季期間のみ2時間目に行っています。
全校朝会は児童会の代表委員会があいさつを行っています。
4年生の委員会活動が始まり、全校の子どもたちへ立派に挨拶する姿が見られました。
また、ホールで最後まで後片付けをしたり、毎日かかさず明るい挨拶をしてくれたりする6年生を取り上げ、全校に伝えていました。
模範となる6年生のように、全校の子どもたちが目指そうとする素敵な一歩になりそうです。
堀口副校長先生からは、「子」について教わりました。
0時頃という意味や、北という意味もあることなど、物事の始まりという大切な意味があることもわかりました。よく知っている漢字とは異なるものを使っていることの意味を改めて知ることができました。
養護教諭の折田先生からは、ウイルスのお話や咳エチケットについて教わりました。
マスクがないときには手で押さえるのではなく、肘を使ってウイルスが広がらないようにすることや、手洗いをするときに気を付けることなど、実践的な内容でした。
今年はインフルエンザ等の学級閉鎖が無いため、このまま健康でいてほしいと願っています。
全校音楽では、卒業式に向けて「校歌」を歌いました。
これから1年間ピアノを担当してくれる児童が紹介され、温かい雰囲気で音楽が始まりました。
十分に素敵な声で歌っている子どもたちですが、谷坂先生から
「もっと息を大きく吸って歌ってみよう。」
「最後の高いところでは、ちょっとおなかに力を入れてみるよ。」とアドバイスを受けると、
体育館中に響き渡る声に変っていきました。
卒業式まで約1か月半。このまま歌い続けると、子どもの思いが込められた素敵な卒業式になると感じる一コマでした。