1学期が終わります
令和2年7月31日(金)
今日で1学期が終了します。
4月の新学期スタートから今年2回目の臨時休業措置、双方向型オンライン授業の実施、そして6月の学校再開。新型コロナウイルス感染症の影響により、例年とは大きく異なる過ごし方となった1学期でした。
本日の1時間目には、オンライン終業式が行われました。
修礼、校長先生の挨拶、代表児童の作文発表など、すべてオンラインで行います。
作文発表は、4年生、2年生、1年生、そしてふじのめ学級です。
5年生や6年生は、オンラインという形であっても、やはり話を聞く姿勢が素晴らしいです。
3年生や4年生は、修礼の際の立つ姿勢、礼の仕方などに、凛々しさを感じます。
1年生の教室をのぞくと、しっかりと頭を下げて礼をする姿、前のめりになって話を真剣に聞く姿、背筋をしっかり伸ばしたよい姿勢を保つ姿など、この数ヶ月の大きな成長が見えました。
1学期の最終日ですが、運動会の練習も行われていました。
3年生は、段ボール箱にボールを当て、相手の陣地に箱を移動する競技に取り組んでいました。非常に強い日差しの中、汗びっしょりになりながらも、笑顔で練習に励む様子が見られました。練習の合間には、こまめに水分補給。水筒があるとやっぱり便利です。
2学期になると、さらに暑い日が続くと予想されます。感染症対策とともに、熱中症対策にも配慮しながら、運動会練習、そして本番に取り組ませていきます。
新型コロナウイルス感染症予防のため、様々な対応が求められた1学期でしたが、保護者の方々の力強い支えによって、今日まで教育活動を進めることができました。教職員一同、心より感謝しております。
2学期からも、教職員全員で力を合わせ、保護者をはじめとする様々な方々に支えていただきながら、楽しく、豊かな教育活動を創っていきます。
運動会練習がはじまっています
令和2年7月29日(水)
8月20日、21日に予定されている運動会に向け、各学年の練習が始まっています。
今年度は、例年と競技内容や方法を変更して行います。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、安全に実施できる競技や方法について、
各学年の担任が知恵を絞り、時には学年を超えて相談し、競技を決めています。
高学年は、新聞紙を丸めて球にしたものを投げ合いながら、相手の陣地の旗を奪う競技を実施します。競技の際は、全員がフェイスシールドを着用し、飛沫感染を防ぐようにしています。また、仲間と相談しながら作戦を立てて戦う、という高学年らしい取組が可能となります。
紅白対抗リレーは、各学級から選出された選手が、折り返しリレーを行います。チームごとに走るコースを区切る(セパレートコース)ようにしています。さらに、バトンではなく紅白玉を間接的に受け渡しできるようにして、接触をさけるようにしています。
各学年の短距離走も、同じ組で走る子ども同士を1コースあけて実施します。
2年生は、友達と協力して水を載せた「おみこし」を運ぶ競技に取り組んでいます。
さらに、「じゃんけん」という要素が取り入れられており、その勝ち負けで運ぶ距離が変わるのです。練習では、じゃんけんの勝敗に一喜一憂しながら、楽しそうに取り組んでいました。
いくつかの競技を取り上げましたが、他の学年の競技も、感染症予防に配慮しながら、様々な工夫をこらし、かつ楽しめる内容となっています。1学期末に配付する学校便りで簡単に紹介します。
2学期の運動会、子どもたちが生き生きと活躍できる行事になるよう、引き続き取り組んでいきます。
「つながる」から生まれる笑顔
令和2年7月20日(月)
先週から天気の良い日が続き、活発に体を動かす子どもの姿が目立ちます。
体力アップ委員会の開催する「なわとび検定」もスタートしました。
1年生が、カードに書かれている技に必死になって練習する姿があります。
何とか技ができた時、担当の高学年にそのことを伝える1年生の笑顔は、見ているこちらも思わず笑顔になるほどです。
6月の学校再開から2か月近くが過ぎ、1年生も、すっかり学校に慣れてきたようです。
また休み時間の終わりには、6年生のもとへにこにこして駆け寄る1年生の姿があります。
1年生が安心して毎日を過ごせるのは、学校探検を助けてくれた2年生や、
朝の時間にお世話をしてくれる6年生の支えがあるからでしょう。
左上の写真は、朝、6年生が1年生のお世話をする様子です。マスクをしていても、お互い笑顔なのが見ていて分かります。
もう一つの写真は、2年生が作成した「ふぞくしょうリーフレット」です。
1年生を想って、何日もかけて学校を調査して集めた情報を、丁寧にまとめたものです。
調査を進めている2年生は、どの子も笑顔を浮かべていました。
人と人が「つながる」時、自然と笑顔は生まれるのかもしれません。
児童委員会に続き、クラブ活動もスタートしました。
クラブ活動では、4年生・5年生・6年生が集まり、それぞれ自分たちの好きなことに夢中になって取り組みます。クラブ活動でも、素敵な笑顔があちこちで見られます。
クラブ活動は、学年や学級の所属を離れてクラブを設立し、異学年の交流を深めながら、共通の興味・関心を追求していくものです。共通の興味・関心を追求する仲間がいるからこそ、楽しさが一層増していくのでしょうね。
先週の火曜日には、2回目のオンライン懇談が、1年生・2年生・5年生で開催されました。
コロナ禍ということで、直接保護者の皆さんとお話したり、保護者の皆さんに学校の様子を
見ていただいたりする機会がほとんどないのが残念ですが、オンラインであっても、保護者の方々の表情を見つめながら子どもの様子を伝えられる場があることで、「つながる」喜びを感じています。
保護者の皆様には、感染症対策のため、制服等の洗濯、水筒の準備、登下校への協力など、様々な面でご配慮いただき、大変ありがたく感じています。
同時に、お子さんの健やかな生活のためとはいえ、日々の大変さを想像し、心苦しく感じるところもあります。
学校が再開して2か月。日々の子どもたちの「笑顔」は、保護者の皆様の支えがあるからこそ生まれる、と改めて感じているところです。
学校でこそできる活動を
令和2年7月6日(月)
先週から、児童委員会の活動が始まりました。
本校では、5・6年生が所属し、学校全体のために、代表委員会、ふれあい委員会、音楽委員会、保健委員会、美化委員会、体力アップ委員会、放送委員会の8つの委員会に分かれて活動します。
各教室をのぞいてみると、活発に意見を出し合い、1年間の活動計画を立てている様子が見られます。代表委員会では、オンライン全校朝会で放映する「児童会テーマ」のビデオ撮影を行っていました。美化委員会では、常時活動である構内清掃にさっそく取り組んでいました。
児童委員会は「特別活動」と呼ばれ、集団の一員としてよりよい学校生活づくりを目指して活動することで、協力する態度や自主性を育むというねらいがあります。児童委員会は、学校でこそできる活動の一つです。会を進める高学年のやる気にあふれる表情から、学校全体のために活動できることの喜びが伝わってきました。なお、ふれあい活動も「特別活動」に当たります。
今週に入り、全校朝会がありました。感染症対策の点から、オンラインで行いました。
副校長先生からは、コロナ禍において「しなければならないこと」「してはいけないこと」に触れ、自分の行動で自分自身や友達を守ることにつながる、というお話がありました。
学級活動部の先生からは、「凡事徹底」という言葉が出され、当たり前のことを当たり前にする、ということの大切さについてお話がありました。
研究推進部の先生からは、自分の「~したい」という思いを強くもって学ぶことの大切さについてお話がありました。
代表委員会から、児童会テーマ「ステップ ~心で手をつなごう」が発表されました。
そして最後は全校音楽。音楽室からの伴奏に合わせ、小さな声で校歌を歌いました。
たくさんのお話がありましたが、子どもたちは7月を過ごす上でどのような思いをもったのでしょう。
全校朝会は、「儀式的行事」と呼ばれ、新たな月の目標を立てたり、儀式で礼儀正しい雰囲気をつくる意識をもったりするために行われます。これも、学校だからこそできる活動だといえます。
本日の下校時。玄関で出会った2年生の子が、こちらに体をしっかり向け、礼儀正しく「さようなら」と挨拶をしてくれました。全校朝会の話を受け、さっそく日常に生かそうとする姿勢を感じました。夏休みまで残り1か月。全校朝会のお話を受け、他の子どもたちの心にも、生活面や学習面で新たな目標が生まれたことでしょう。これからどのように過ごしていくのか、楽しみです。
学校再開から1か月
令和2年7月2日(木)
6月1日の学校再開から約1か月が経ちました。
天気の良い日には、元気に遊ぶ姿が様々な場所で見られます。
ふぞくの森や外の遊具は、高学年にも人気の遊び場です。
体育館では、先生も子どもと一緒に遊ぶ姿が。みんな汗びっしょりです。
教材園には、総合的な学習で取り組んでいる植物の栽培について、
「育てるための土が、酸性かアルカリ性か知りたい。」と調査を行う5年生がいました。
日々の学習では、「新しい生活様式」にも少しずつ慣れ、気を付けて過ごしながらも、生き生きと学ぶ子どもたちの姿が目立っています。
メディアルームでは、4年生がPCを使って調べ学習を行っていました。上手にキーボード入力を行い、「季節の挨拶」について調べていました。
体育館では、ソーシャルディスタンシングを守りながら、モリモリ体操。
保健室の前では、1年生のために学校の様々な場所を調査する2年生がいました。発見したことや分かったことをシートに書き込む表情は、とても真剣です。「1年生のために…。」という、2年生の強い思いを感じました。
ランチルームでは、校長先生がゲストティーチャーとなり、6年生にお話をしていました。これは、総合的な学習「ようこそ先輩」の一環であり、人生の先輩と関わり、多くの仕事や生き方に触れながら6年生が自分の将来について考える学習です。 研究者という立場で語りかける校長先生の言葉に、うなずきながら一生懸命メモを取る姿が印象的でした。
6月24日からは「俯瞰実習」が始まり、1名の大学院生が3年2組で学んでいます。
俯瞰実習は、大学院生が自分の実習テーマに基づいて学校全体の組織や実際の授業を観察し、様々な力を養う実習です。学生の教育実習は、教員養成大学の附属学校である本校の大切な使命の一つです。今後も、大学側と相談しながら教育実習を進めていきます。