専攻紹介函館校での履修方法 -社会福祉士(国家試験受験資格)-
社会福祉士とは
社会福祉士とは、「専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行うこと(相談援助)を業とする者をいう」(社会福祉士及び介護福祉士法第2条第1項)。社会福祉士が活躍する場は
社会福祉士は、子ども、障害者、高齢者、低所得者などの生活上の困難を抱える人の支援を行なう施設・機関で働いています。関連する法律 | 関係施設・機関 |
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児童福祉法 | 児童相談所、児童養護施設、知的障害児施設 など |
障害者総合支援法 | 障害者就労支援施設、障害者支援施設 など |
老人福祉法 | 特別養護老人ホーム、老人福祉センター など |
生活保護法 | 救護施設、更生施設 など |
社会福祉法 | 福祉事務所、社会福祉協議会 など |
売春防止法 | 婦人相談所、婦人保護施設 など |
売春防止法 | 母子福祉センター、母子休養ホーム など |
医療法 | 病院 など |
函館校での履修方法の概要
地域政策グループのカリキュラムの中に、社会福祉士の国家試験受験資格取得を目指す履修科目群が構成されています。受験資格を得るためには、専門科目32科目66単位の修得が必要となります。ここでは、標準的な履修モデルを紹介します。1年生
ソーシャルワーク論や相談援助の基盤と専門職などの社会福祉の基礎を学ぶための科目を履修します。2年生
総論としての社会福祉原論や各論としての公的扶助論、児童福祉論、高齢者福祉論、障害者福祉論などの専門科目を履修し、専門的知識を広げ、深めます。また、2年次から実習関連科目の履修が始まります。ソーシャルワーク(社会福祉援助技術)の基礎を習得するための相談援助演習などの演習授業を履修します。3年生
実習の事前指導(実習準備)としての相談援助実習指導を履修し、夏休み期間(8月中旬~9月末)に相談援助実習<23日かつ180時間以上>にいきます。実習での現場体験を通して、職場理解、職種理解、ソーシャルワークの習得を図ります。実習終了後は、実践準備としての相談援助演習を履修し、並行して実習の事後指導(振り返り)としての相談援助実習指導を履修します。4年生
これらの専門科目を履修し、必要な知識と技術等を習得することで、社会福祉士の国家試験受験資格を取得することができます。あとは国家試験対策をしっかり行い、試験に備えます。社会福祉士国家試験は例年1月下旬に行われ、3月中旬に合格発表があります。