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平成21.3.11 大麻を吸ってはいけない理由(ワケ)

平成20年10月に東京の某大学の学生が大麻所持で逮捕されたことを皮切りに、次々と大学生の大麻所持、使用が報道され、若者の薬物乱用が想像以上に深刻な問題であることが明らかになりました。
何故、薬物乱用はいけないのでしょうか?単に「法律で禁じられているから。」ではなく、禁じられている理由を考えてみて下さい。

1.身体および精神の健康障害

全ての薬物は、体に何らかの作用を及ぼします。体に有益な作用もあれば、健康を害する作用もあります。また、急速に現れる作用と、長期間あるいは繰り返し使用することで障害が現れるものがあります。麻薬や覚醒剤は、身体および精神の障害が、比較的急激に現れます。「大麻はそれほど体に悪くない。」という誤った情報を流しているバカ者がいますが、大麻は、麻薬や覚醒剤に比べると障害の発現が緩徐なだけで、繰り返し使用すれば、身体および精神ともに確実にむしばまれて廃人になります。

2.社会的な罪悪

近頃流行りの「自己責任」という言葉を借りれば、「愚かな奴が勝手に変なものを吸って体を壊すのは、そいつが悪いのだから放っておけ。」という考えもあるでしょう。しかし、こうした「愚かな奴」はしばしば社会に迷惑をかけます。幻覚、妄想、人格障害のために、他人に危害を加えます。また、法律で禁止されている薬物ですから、違法な手段で売買されており、暴力団等の犯罪者集団の関与も少なくありません。大麻をはじめとする違法薬物を手に入れることは、自分1人の身を滅ぼすだけでなく、社会全体に対する大きな背信行為であることを改めて認識して下さい。

3.地獄へのGateway

ゲートウェイドラッグ(Gateway Drug)という言葉を聞いたことがありますか?大麻は、麻薬や覚醒剤に比べると軽い気持ちで手を出すことが少なくないようですが、これをきっかけにさらに害の大きな薬物の使用に手を染めるという、転落への入り口(ゲート)になると言われています。せっかく上ってきた人生の階段を踏み外して転げ落ち、しかも社会全体に甚大な迷惑をかけることがないように、たとえ知人から誘われてもきっぱりと断る勇気を持って、社会の一員である大学生として責任ある行動を取って下さい。

4.たばこ、アルコールはどうなのか?

大麻その他の薬物乱用を問題にする時、「どうしてたばこやアルコールは認められているのだ?」と言う人がいます。ある薬物が法律で禁じられる理由には、(1)急性の身体あるいは精神障害が激しい、(2)繰り返し使用することで明らかに身体あるいは精神に障害をきたす、(3)依存性が極めて高い、(4)大多数の人が使用によりしょうがいをきたす、などがあります。たばこは、急性の健康障害は問題にされておらず、長期間の喫煙による発癌も必ずしも全員には起こらないため、今のところ禁止はされていませんが、近年は、癌以外の病気との関連が認められ、受動喫煙も大きな問題となっていますので、今後、規制が強まることが予想されます。アルコールは、泥酔や酒乱など急性の身体および精神障害を起こしますが、多量に飲酒してもケロッとしている「お酒に強い人」もいます。このように個人差が大きいことが、未成年でなければアルコールが規制されない理由の一つかもしれません。しかしながら、大多数の人は、ある程度以上飲めば酔っ払い、他人に迷惑をかけ、さらには違法行為、犯罪行為に至ることすらあります。社会の一員として、節度をわきまえた飲み方をして下さい。
 
「ダメ。ゼッタイ。」君の画像
財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センター
http://www.dapc.or.jp/

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