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独占禁止法教室を開催しました

2021年11月11日

2021年11月4日(木)、オンラインにて独占禁止法教室を開催し19名の学生が参加しました。公正取引委員会事務総局経済取引局総務課・デジタル市場企画調査室室長の寺西直子氏にご講義頂きました。内容は以下の通りです。
 

まず初めに、「生活と市場経済の仕組み」では、多くの売り手と買い手が自由に商品を売買する市場経済における競争を考えるために、運動会や受験戦争など学生が経験した「きょうそう(競走・競争)」を例示して頂きました。その「きょうそう」と市場経済における競争との意味合いの違いを理解した上で、競争の結果から得られるものを考えたとき、市場経済における競争には、選択肢の多様化や企業の成長、日本経済の活性化・発展など、消費者だけでなく企業や社会全体へのメリットが多く得られることを学習しました。


 次に、「市場経済や競争はどうして損なわれる?」では、いつまでも同じ企業が同一価格で同じ商品を売り続けることや、企業やそこで働く人たちの努力・営みを否定することなどで、競争を止めてしまう状況に陥ることを学習しました。市場において複数の事業者が存在したとしても、話し合いによって独占的な状況を作り出すカルテルや談合については、実際の事案を例示しながらご講義いただきました。


 続いて、「独占禁止法と公正取引委員会の役割」では、市場経済での競争を制限する行為に対応するためのルールとして「独占禁止法」と「公正取引委員会」の役割について学習しました。「独占禁止法」については、諸外国との歴史的な位置づけ、法律の概要、違反した際の行政処分と執行プロセスを詳細にご講義いただきました。公正取引委員会は、市場における公正で自由な競争を守るために、独占禁止法と下請法を執行しています。


 最後の「独占禁止法教室の紹介」では、出前授業の画像資料や受講生の感想なども用いながら、説明していただきました。独占禁止法教室は、市場経済に関する学習内容と関連したシミュレーションゲームの実践、受講対象学年に合わせた授業内容の提供など、双方向型授業を意識して開催しています。これから教員を志す受講学生に向けて、学校現場と協力して独占禁止法教室を継続的に開催し、未来を担う子どもたちの理解を深める機会を作っていく必要性を認識しています、とお話しをいただきました。


 参加学生は、終始積極的にメモを取りながら、集中して講義を受講していた様子でした。また、質疑応答では、「独占禁止法の詳しい適用範囲」や「デジタル化が進行する現代社会特有の問題の対応」、「公正取引委員会職員に関わる職業選択や現在のやりがい」など、参加学生が積極的に質問しました。それらに対して、講師の寺西氏は、実際の企業の事例や実務経験を踏まえて丁寧にご回答いただきました。


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