地域協働推進の取り組み江差町で、北海道教育大学出前講座を実施しました。
2019年3月8日
平成31年2月23日(土)、相互協力協定を結んでいる江差町の保健センターで、出前講座を実施しました。当日は、約50名の町民の方にご参加いただきました。
本講座では、2つの発表が行われ、『昔の江差にはどんな生き物がいたんだろう?~「江差屏風」に描かれた生き物たち』というタイトルで、国際地域学科地域環境科学グループの4年生 藤岡健人さんと松井うみさんが、江戸時代の江差の景観を描いた江差屏風に描かれている動植物が何かを、町民の方と一緒に読み解いていきました。また、「なぜ江差屏風が描かれたのか」、「当時の江差にはどんな生き物がいて、それらが当時の文化とどのように関係し、今とつながっているか」についても紹介しました。
その後、同学科の三上准教授による『今も江差で見られるスズメとカラス~知っているようで知らない身近な鳥~』というタイトルで、身近な鳥についても講座も行われました。
町民の方からは、「これまで江差屏風を詳しくみることが無かったし、そこに、いろんな生き物が描いてあるとは知らなかったので、とても楽しかった」「これからはスズメやカラスももっと気を付けて見てみたい」と、お言葉を頂きました。
今回は、一般向けの発表となりましたが、今後はこれを活用して、江差町内の小中高等学校での総合学習あるいは生涯教育として、分野横断的な学習の教材化を目指しています。
▲広報用ちらし
▲発表前に緊張した様子の松井さん(左)と藤岡さん
▲町民の方々が、江差屏風にどんな動物が描かれているのか探している様子