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地域協働推進の取り組み寄附特別講座(第9・10回)を開講しました

2019年7月5日

 令和元年6月28日(金)に本学第1講義室にて、「全国スーパーマーケット協会・北洋銀行 寄附特別講座(第9・10回)」を開講しました。本講座は、「地方創生」の取組が求められるなか、各界で活躍されているトップクラスの方々を講師として迎えた講座を行うことにより、地域産業を担う高度な地域人材の育成と受講者のキャリアアップを目指すもので、学生、企業、一般市民の方を合わせて約280名が受講しました。なお、本講座は平成30年度より「国際地域リーダー論」として授業科目となりました。
 
 第9回講座は、株式会社五味商店 代表取締役の 寺谷 健治 氏が「食品流通の変遷と現状と将来」と題し、人口減少や地域・企業間格差といった問題を抱える現代での食品流通の役割についてご講演いただきました。
 「格差社会において、食品問屋の役割は、地方の商品の価値を次世代へと伝えていくこと。首都圏の展示会などで商品の魅力を発信することで、販路が拡大し、売上や雇用の増加につながった」と、地域活性化の成功事例を交えてお話しされました。また、「素材や製法にこだわり抜いた商品の製造など、地方の中小企業にしかできないことがある。格差をなくすことはできないが、必ず共存することができる」と力強いお言葉をいただきました。

             ▲ 株式会社五味商店 代表取締役 寺谷 健治 氏 ▲

 第10回講座は、楽天ペイメント株式会社 取締役常務執行役員の 笠原 和彦 氏が「ポイント会員サービスの最新動向と楽天の戦略」と題し、絶大な顧客基盤を持つ楽天のポイントビジネスについてご講演いただきました。
 楽天ペイや楽天ポイントカードといった決済・マーケティング分野を中心としたサービスを展開しており、「企業側にとってポイントカードシステムは、ポイントを付けて再度来店してもらうだけでなく、お客様の情報を入手するための重要な仕組みである」と、得た情報を基に効果的な集客施策を展開するためのマーケティングツールであるとお話しされました。また、「ユーザーの特性に合わせたクーポンを発行する再来店訴求や、来店した店舗とは違う加盟店のクーポンを発行するなどの相互送客に取り組んでいる。データを分析し、ユーザーの消費行動を深く理解することを可能にしたAIを活用して、新しいビジネスモデルを追及している」と、顧客データを活用した様々な取り組みについてご紹介されました。

          ▲ 楽天ペイメント株式会社 取締役常務執行役員 笠原 和彦 氏 ▲

 講演後の質疑応答では、学生や市民から多くの質問があり、講演内容について更に理解を深めていました。

 次回の講座は令和元年7月12日(金)に行います。是非ご参加ください。
詳しくは以下の特設ページをご覧願います。

 

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