地域協働推進の取り組み第6回巡回型サテライト・オフィス(奥尻町)をオンラインで実施しました
2020年12月21日
令和2年12月18日(金)に、奥尻町とオンラインにて、2020年度第6回「巡回型サテライト・オフィス(情報交換会)」を実施しました。「巡回型サテライト・オフィス」では、本校の概算要求事業「国際地域イノベーター人材養成事業」内「ソーシャルクリニック」活動の一環として、地域協働推進センターが道南の各地域に出向き、それぞれの地域の課題やニーズを直接うかがうとともに、大学の知的資源を最大限に生かした取り組みや協働の可能性などについて、情報や意見の交換を行っています。
会の前半では、大学側から国際地域学科の趣旨や地域協働活動の現状等について説明しました。また、同行した地域協働専攻・国際協働グループ3年生の髙山結依菜さんと地域政策グループ3年生の杉之原萌衣さんからは今夏取り組んだ森町での「地域づくり支援実習」について、附属中学校の白川卓副校長、郡司直孝教諭からは附属中学校による地域貢献の取り組みなどを紹介しました。
後半の意見交換では、多岐に渡るご意見・ご要望を多数いただきました。
「農林水産の後継者不足、福祉や保険分野の有資格者不足を改善したい」
「奥尻全体が景勝地という考え方で、事業者を増やしていきたいが、二次交通に関して、島を訪れる人の移動が不便であり、アクセスが悪い」
「町に移住したいという問い合わせが来ても、働く場所や住居の問題から実際の移住にはつながっていない。空き家を活用して進めていきたい」
当日ご参加いただいた奥尻高校の生徒さんからは、
「まちおこしワークショップの観光セクションで、オールシーズンのハイブリッド型景勝地づくりに取り組んでいる。看板デザインやPR動画の活用について意見がほしい」
「課題として、人口減少が進んでいる事、予算の捻出が厳しい事、夏以外の季節で観光の誘致が少ない事などがある」
等をお寄せいただき、今後へ向けて重要な示唆を得ることができました。
今年度の巡回型サテライト・オフィスは全7回を予定しています。他の会場での様子や、本取り組みの詳細については、巡回型サテライト・オフィスのページをご覧ください。
▲オンラインによる意見交換の様子▲
▲取材を受ける学生たち▲