地域協働推進の取り組み巡回型サテライト・オフィス(せたな町)を実施しました
2021年11月29日
令和3年11月1日(月)に、せたな町役場にて今年度第4回の「巡回型サテライト・オフィス(情報交換会)」を実施しました。「巡回型サテライト・オフィス」では、本校の概算要求事業「国際地域イノベーター人材養成事業」内「ソーシャルクリニック」活動の一環として、地域協働推進センターが道南の各地域に出向いてそれぞれの地域の課題やニーズを直接伺うとともに、大学の知的資源を最大限に生かした取り組みや協働の可能性などについて、情報交換と意見交換を行っております。
会の前半では、大学側から国際地域学科の趣旨や地域協働活動の現状等について説明しました。また、同行した地域協働専攻・国際協働グループ3年生の秋山ひかるさんからは「観光コンシェルジュ実習」への参加報告があり、中村吉秀特任教授からは「教職大学院の特徴や人材育成」について、附属函館中学校の白川卓副校長からは「附属函館中学校が取り組む遠隔授業や教員研修」についての紹介がありました。
後半の意見交換では、「インバウンドや観光客を受けとめる体制構築が必要」「廃校舎の一部を共同オフィスとして利用できるよう改修し、活用を進めている」「小学校のオンライン国際交流など実施してきたが、廃校などの問題に直面している」等、せたな町の現状についての発言がありました。
あわせて「冬場の観光誘致や、観光客を受けとめる地域の体制構築について学生目線で考えてほしい」「廃校舎を改修したので、大学生にもサテライトの仕組みなどを考えるきっかけに使ってほしい」といった要望が寄せられました。
また、ICTを活用した学生の交流活動や、観光PRポスターの制作協力など、教育・観光それぞれの協働について意見が交わされ、今後の連携に向けて重要な示唆を得ることができました。
今年度の巡回型サテライト・オフィスは、他地域での開催も予定しております。これまでの本取り組みの詳細については、巡回型サテライト・オフィスのページをご覧ください。
▲白川副校長より附属函館中学校の協働事例をご紹介▲
▲観光コンシェルジュ実習にも関心を寄せていただきました▲