Menu

北海道教育大学ホームページへ

ここからメインメニュー

メインメニューここまで

プレスリリース プレスリリース

ここから本文です。

現在位置

  • 釧路校の中の
  • プレスリリースの中の
  • 釧路校教員が開発したプラネタリウムのペーパークラフトが「北海道教育大学学術リポジトリ」で公開されました

釧路校教員が開発したプラネタリウムのペーパークラフトが「北海道教育大学学術リポジトリ」で公開されました

2019年10月15日

 ピンホール式プラネタリウム投影機は構造が簡単で、天文教材としての人気も高いことから、これまでにさまざまなタイプのキットや附録、ペーパークラフトが開発・発売されてきました。また、さまざまなペーパークラフト台紙のPDFファイルが企業・個人のウェブサイトで公開されています。このたび釧路校理科教育実践分野の松原尚志准教授(地学)は、教員養成大学における地学教材開発の一環として、5.5等星よりも明るい恒星2,588個(最大)の投影が可能な円筒形ピンホール式プラネタリウム投影機のペーパークラフト「HUE STAR Kushiro」(ヒュースター・クシロ)を開発しました。その研究成果が2019年8月31日付発行の北海道教育大学紀要(教育科学編)第70巻第1号に公表され、また、論文の本文と附録のペーパークラフト台紙のPDFファイルが「北海道教育大学学術リポジトリ」で10月9日に公開されましたのでお知らせします。
 
1.教材開発研究ならびに教材の特徴
 今回の教材開発研究ならびに教材の特徴は以下のa)〜e)のとおりです。
 a)円筒形プラネタリウム恒星球の設計方法と原理に加え、Microsoft Excel®を用いた恒星データ(ヒッパル
 コス星表)の変換と恒星のプロットの手順について公開しました(写真1)。


写真1. Microsoft Excel®の関数ツールを用いたデータの変換とグラフツール
           (散布図)による北天板の恒星のプロット(一部)。

 b)ペーパークラフト「HUE STAR Kushiro」の製作手順を公開しました(写真2〜4)。
 

写真2. 台紙から切り出したペーパークラフト「HUE STAR Kushiro」の全景。
          試作品のため、PDF版とは配色が異なる。写真に含まれる豆電球、
          MINIMAGLIGHT替え球、ソケット、電池ボックス、単三形電池2本、
          紙管(外径30mm)、木板を別途、用意する必要がある。
 

写真3. 縫い針を使った「HUE STAR Kushiro」(試作品)の恒星球の部品への
          穴開け作業のようす。所要時間は約1時間半。


写真4.穴開け作業の確認のため恒星球の部品を窓にかざしているようす。

 c)開発したプラネタリウム投影機の恒星球の大きさは直径・高さともに16cm(写真5)。ペーパークラフト
 台紙は5枚。釧路と同じ北緯43˚バージョン(「HUE STAR Kushiro」)に加え、東京都とほぼ同じ北緯35˚
 の星空が再現できるオプションパーツ(「HUE STAR Tōkyō」)を用意しました。

 

写真5. 完成した「HUE STAR Kushiro」。

 d)市販またはインターネットで公開されている既存のピンホール式プラネタリウム投影機と投影像の比較を行
 い、ほとんどのものよりも鮮明かつ多くの恒星を投影できることを確認しました(写真6)。
 

写真6. 「HUE STAR Kushiro」による直径3mのプラネタリウムドーム内への
          冬の星座の投影のようす。
 
 e)釧路校における「地学基礎演習」での教育実践例を紹介。
 
2.本教材開発研究の意義
 プラネタリウムの設計や製作演習は、地学分野にとどまらず、物理学、数学、技術家庭、情報機器の操作など、複数の分野・教科にまたがる知識を必要としており、教員養成系大学での理数系教員を目指す学生の演習プログラムとして適していると考えられます。
 また、直径3mまでのプラネタリウムドームと組み合わせると、本プラネタリウム投影機は小中学校理科の天文に関する内容の学習や、へき地小規模校の授業で使用する教材として活用可能です。
 さらに、本ペーパークラフトを大学出版物として印刷すれば、大学の広報用配布物に加え、公開講座や博物館・科学館と連携した工作教室等での素材としての活用が可能となるでしょう。
 今回開発したピンホール式プラネタリウムのPDFファイルは「北海道教育大学学術リポジトリ」内の以下のサイトからダウンロードできます。
 A.「HUE STAR Kushiro」(釧路市と同じ北緯43˚の星空を再現;約11MB)
        http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/10516
 B.「HUE STAR Tōkyō」(北緯35˚の星空再現用のオプションパーツ; 約2MB)
       http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/10517
 
 開発者でも完成までに6時間ほどかかりましたが、中学生以上であれば製作可能かと思いますので、秋の夜長に一つ、組み立ててみてはいかがでしょうか?
 尚、上記PDFファイルの無断転載や商用目的での利用はかたくお断りします。
 
3. 論文の文献情報
松原尚志. 2019. Microsoft Excel®を用いた円筒形ピンホール式プラネタリウム投影機の製作法とその地学教材開発演習への適用.北海道教育大学紀要(教育科学編),第70巻,第1号,p.241-255.
       http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/10515
 

 

本文ここまで

ここからサブメニュー

キャンパスマップ 本部 札幌校 旭川校 釧路校 芸術・スポーツ文化学科 岩見沢校 国際地域学科 函館校 札幌駅前サテライト hue pocket

サブメニューここまで