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NEWS(地域連携)みらいの教員育成プログラム「教員基礎」の第5〜8回「教職の魅力,若手教員との交流&発表準備」を実施しました。

2024年11月20日

 北海道教育大学では,高等学校段階から教員の仕事を理解し,教員になるための素養を高めるとともに意欲の高揚を図る「みらいの教員育成プログラム(前半:『教員基礎』,後半『教員基礎探究』)」を北海道教育委員会と連携して実施しています。 2024年度の「教員基礎」は,釧路江南高等学校の2年生7名,釧路湖陵高等学校の2年生13名,中標津高等学校の2年生1名がプログラムに参加しています。11月9日(土)に第5回「教職の魅力」,11月14日(木)と15日(金)に第6・7回「若手教員との交流(阿寒湖義務教育学校の第1・4学年の担任の先生への質問)」,16日(土)に第8回「発表準備(12月14日の報告会に向けて)」が実施されましたのでご報告します。

【第5回】
 1時間目は,第3回,第4回の附属前期での学校実習の振り返りを行いました。観察,学級担任との交流,大学生との交流等を通して,自己課題を中心に学びになったことを交流しました。また,後半は,教職の魅力ややりがいはどのようなところにあると考えられているのかについて演習を通して考えました。
 2時間目は,学級担任となった場合に子供たちと信頼関係を築く上で,どのような取り組みを行うかについて演習を通して考えました。毎日一人一人に声を掛ける,休み時間に一緒に遊ぶ,レクレーションを行う,肯定的に話を聞くなどが出されました。それぞれが,経験から信頼関係を築く上で大切にしていることを取り組みとして取り入れていました。後半には,第6回,第7回の交流の際,質問したい内容を考えました。

【第6回・第7回】
 阿寒湖義務教育学校の佐渡大祐先生と斉藤すず先生との交流をオンラインで行いました。高校生の質問に対して,2人の先生方から考えや実際の様子について,丁寧に話していただきました。「授業づくりでは、子供ができる、面白いと思えるように工夫している」、「常に教室にいるのが当たり前だという雰囲気を作ることで、子供たちがいつでも先生を呼べるように心掛けている」、「阿寒湖義務教育学校は人数が少ない分、一人一人との関係が密だったり、地域とのつながりが深かったりするよさがある」、「一緒に過ごしていきたいから小学校教員を選んだ」、「子供が成長したと感じたときにやりがいを感じる」など、高校生が聞きたいと考えていたことに幅広く答えていただき,たくさんの学びを得ることができました。

【第8回】
 前半は,第6・7回で実施した若手教員との交流をふり返りました。「生徒の立場では知ることのなかった『分掌』の仕事について知ることができた」,「教員のやりがいとして予想していた『子どもの成長を感じられるという』という発言があった」,「特に小学校教員の役割として,人として大切なこと,学習規律を教えることが重要だと話を聞いて考えた」などのふり返りが共有されました。
 後半は,12月14日の発表に向けて準備をしました。「教員基礎」プログラムの第1〜7回をふり返り,設定した自己課題に対して,どのような方法で調査を進めたのか,どのような結果が得られたのか,そうした結果に基づいた課題解決案としてどのようなことが考察されるか,これからどのような教員になりたいかといったレポート(発表原稿)を作成しました。レポートを作成後,スライド形式のプレゼン資料をデザインし,7分で発表する準備を進めました。

 2024年度の「教員基礎」もいよいよ次回が最後となります。12月14日(土)9:00-12:00には,「教員基礎」の学習発表会が予定されております。冒頭,304講義室に集合し,その後301,304,401,402講義室に分かれてそれぞれの学びが報告されます。ぜひご参加ください。




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