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  1. 国立大学法人 北海道教育大学
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専攻紹介美術文化専攻教員(分野)紹介

油彩画研究室

油彩画研究室  担当教員 舩岳 紘行
担当教員
舩岳 紘行
FUNAOKA, Hiroyuki
准教授

「描いて描いて 自由になる!」

人は社会のルールに沿って生きることを強いられますが、個人の幸せをその中で満たすことはできません。夢中になって描く時、日常の時間や空間に捉われない自由の感覚を得ることができます。人間の根源的な気持ちが物質化された絵画は、時代や国境を越えて私たちの感覚を揺さぶり解放してくれます。当研究室では、基礎的な訓練をしっかりと行いながら、様々な絵画作品から表現技法や構図、配色、イメージの構築方法などについて学びます。そして、描くことを通して自身の感性や特性を知り、自分だけの表現を追求していきます。

現代美術・空間表現研究室

現代美術・空間表現研究室 担当教員 坂巻 正美
担当教員
坂巻 正美 SAKAMAKI, Masami教授
「北方の辺境地でしか表現できない作品がある」

人間は空間を経験しながら場所を形作る。空間は目の前から果てしなく広がり、また自身の内面へも深く浸透する。場所の歴史性に注目すると、その痕跡から想像力が刺激される。イメージの力と自由な創造性を駆使し、新たな空間を形作る行為を学んでいく。芸術作品は究極の謎と言われる。一般に現代美術は、わからない!嫌い!と聞くことが多いが、感情のレベルを越え、歩み寄らなければ見えないものがある。
これらを踏まえて作品の制作・発表と受講者間の活発な対話を通じ、空間概念の深遠に触れる学びを求める者よ、ぜひ来たれ!




 

彫塑研究室

彫塑研究室 担当教員 山内 祈信
担当教員
山内 祈信
YAMAUCHI, Kishin
准教授

「彫刻をアップデートする」

彫塑は聞きなじみがない言葉かもしれませんが、彫刻ならばイメージしやすいかもしれません。北海道では公園などで彫刻を目にする機会は多いと思います。彫刻はもともと記憶しておくべき人や事がらを残しておくための目印のような役割がありました。現代では、ものごとの背景の重要さが以前より増しており、彫刻と社会とのつながりが一層強く意識されるようになってきました。
研究室では彫刻の伝統的基礎的な技法を学びながら、現代的な感性でアップデートした新しい彫刻の可能性を考え、彫刻を通した社会との関係性を探究していきます。



 

まちづくりデザイン研究室

まちづくりデザイン研究室 担当教員  酒井 秀治
担当教員
酒井 秀治
SAKAI, Shuji
准教授
 
「まちづくりマインドで自分の暮らしを楽しく」
「まちづくり」という言葉、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。でも何ともつかみどころがありませんね。まちが対象なので当然、建物や空間、公園・広場など物的な環境をデザインすることですが、大切なのはそこに暮らす人々や地域の課題に向き合って、人のつながりや活動の仕組みをデザインすることです。まちづくりに決められた解答はありません。
皆さんの創造力と行動力がまちをもっと楽しくワクワクさせます。一緒にまちづくりの現場に飛び込みましょう。ミツバチと触れ合うことも未来のためのまちづくりです。


 

イラストレーション研究室

イラストレーション研究室 担当教員 大西 洋
担当教員
大西 洋
ONISHI, Yo
准教授
 
「イラストレーション制作で磨く表現力とコミュニケーション力」

イラストレーションを学ぶためには、基礎的な造形の理解と実践的な制作が欠かせません。地域での実践では、地域に根ざしたイラストレーションが求められ、地元のお店や団体とコラボレーションすることもできます。
近年、デジタル分野でもイラストレーションの需要が高まっており、手描き技術だけでなく、デジタルツールを使った技術も重要になっています。クリエイティブな視点や考え方も不可欠であり、独自のアイデアやスタイルを追求することが必要です。
研究室では、自分の表現力やコミュニケーション力を高め、イラストレーションを通じて考えを展開し、活用していくことができる人材を育成したいと考えています。



 

日本画研究室

日本画研究室 担当教員 羽子田 龍也
担当教員
羽子田 龍也
HANEDA, Tatsuya
准教授
 
「温故知新を地でいくジャンル=日本画」

「日本画」と聞くと、少し堅苦しいイメージを持つ人が多いですよね。しかし日本画はその少しの堅苦しさを堅持した結果、現在の美術業界において独自の輝きを持ち始めているように見えます。その変わらない堅苦しさの大きな要因である歴史的背景や画材・技法と、現在のデジタルな世代の感覚との融合によって、独特な魅力を形成しているのではないでしょうか。
この日本画研究室では、いろんなことを踏まえた上で、自分なりの「日本画」を創ってみたい人を応援します。

書研究室

書研究室 担当教員 土井 伸也
担当教員
土井 伸也
DOI, Shinya
准教授

「「書」…刹那に生まれるドラマ」

筆、墨・・・幼少期の苦い記憶が蘇った方もいるのでは?いえいえ、「習字」ではないですよ。「字(ことば)に挑む」というと格好良すぎるかな?書きたいことばや文字に思いを馳せ、書者の運動そしてリズムが渾然一体となり、その刹那に表現される「書」。まさに紙の上のドラマです。その瞬間をつかむためには、当然、反故(失敗作)の山をいくつも越えなければなりません。このプロセスこそ「書」の作品作りの醍醐味です。共に表現者として古の名跡や仲間との対話を通じ、良い作品とは何か探求していこう。



 

木材工芸研究室

木材工芸研究室 担当教員 阿部 吉伸
担当教員
阿部 吉伸
ABE, Yoshinobu
准教授
 
「「想像」する力で「木で創造」する

太古より人の身近にあった素材は木だと言われます。木のことを知れば知る程、今の時代だからこそ木から学ぶことは多いと感じることでしょう。自然環境が豊な北海道において、地域の資源でモノづくりをすることの意義は大きいと言えます。学びの場となる実習室には各種木材加工機械を備え、明るく広い空間でじっくりと工作に打ち込むことができます。木の魅力を学び、想像力でこの先の時代を見据えた創造力を身につけることを目指します。



 

金属工芸研究室

金属工芸研究室 担当教員 佐々木 けいし
担当教員
佐々木 けいし
SASAKI, Keishi
教授

「日本人は深く物静かな 繊細さを持っている」

工芸は美術の中の1つのジャンル?いいえ、実は美術とは並列の位置づけにあります。工芸は素材を知る事が一番大切で、素材との対話が全てと言っても過言ではありません。次に技術が必須です。最後に美術で語られる芸術性が加わる場合があります。
「日本人は深く物静かな繊細さを持っている」
1862年開催のロンドン万博へ、日本で収集した工芸品を出品した駐日英国公使、ラザフォード・オールコック氏の言葉です。この言葉に込められたような日本人独自の感性で伝えられてきた工芸は、伝統的でありながら最先端と考えて研究しています。

 

メディアコンテンツ研究室

メディアコンテンツ研究室 担当教員 三浦 啓子
担当教員
三浦 啓子
MIURA, Keiko
准教授

「なにげないやりとりの中に発見がある」

「◯△が欲しい」「◯△を知りたい」そんな時、いくつかのやりとりを経て◯△が自分のところに届いています。身近なものが媒体となり、情報のやりとりが、視覚をはじめとした身体を通して行われています。 その体験の過程は、ものの見方、考え方に発見・驚きを与えることがあります。ここでは、そのやりとりに着目し、より面白い体験を企て実践します。伝達のための表現を「やりとりのデザイン」を軸に考えていきます。いろんな分野を横断して繋ぐことに面白さを感じ、柔軟でかつ好奇心旺盛な人を待っています。


映像研究室

映像研究室 担当教員 伊藤 隆介
担当教員
伊藤 隆介
ITO, Ryusuke
教授

「今を生きる人に届く、面白い表現を探しましょう

SNS、映画、テレビ、音楽PVはもとより、今や美術でも写真を含めた映像作品が大きな分野になっています。様々なアウトプットがある映像の世界ですが、基礎力は「世界」を切り取る「個人の視点」と、「共感」を引き出す表現です。研究室では発想、撮影、編集、VFX、理論などはもちろん学べます。が、技術習得以上に、「見たことのない」ビジュアルで、しかし同じ現代を生きる者として「刺さってくる」表現とは何かを、いっしょに模索しましょう。


アニメーション研究室

アニメーション研究室 担当教員 倉重 哲二
担当教員
倉重 哲二
KURASHIGE, Tetsuji
准教授
 
「命を与える方法

ひと昔前までアニメーションといえば、対象を少しずつ動かしながら撮影する「コマ撮り」のイメージでした。「無生物」を生きているかのように動かしたい欲望は太古より在って、その時々のテクノロジに寄り添いな
がら我々は様々な方法で「命」を与えてきたのだと思います。
現代では、モーションキャプチャー、AIを活用した新しい「命の与え方」も登場してきています。様々なテクノロジに触れながら、それでもそれらを使って「何を生み出したいのか?」を大事に、皆さんと一緒にアニメーションの世界を漂流したいと思います。

アートマネジメント美術研究室

アートマネジメント美術研究室 担当教員 三橋 純予
担当教員
三橋 純予
MITSUHASHI, Sumiyo
教授

「社会における美術文化の可能性を追求する」

ゼミでは「芸術文化、教育、マネジメント」のアプローチから、アート表現の可能性を探り、多様な伝え方を実践的に学びます。美術館等の文化施設と連携した展覧会やワークショップ、現代美術家とのアートプロジェクト、文化庁や厚労省のモデル事業、岩見沢市と連携する「アールブリュッ ト(障がい者芸術活動支援)」など、幅広くネットワークを築いて活動しています。美術関係者による国内外からの遠隔講義もあり、社会の中で芸術文化に関わる人材の育成を目指しています。



 

芸術学研究室

芸術学研究室 担当教員 一條 和彦
担当教員
一條 和彦
ICHIJO, Kazuhiko
教授

「ぼくは、カバじゃないよ、 ムーミンだよ」

芸術作品に触れたとき、人はいろいろなことを考えます。でも、時には何も考えられずにただただ圧倒されることもあります。 芸術学研究室では、そのような経験も考慮しながら、さまざまなレベルで芸術の意味するところを考察します。比喩的に言うなら、どう見てもカバにしか見えないムーミンはなぜムーミンたり得るのか?というようなことを徹底的に考えます。ゼミでは主に、西洋美術史に関する論文の講読をおこなっています。



 

美術教育研究室

美術教育研究室 担当教員 岩﨑 仁美
担当教員
岩﨑 仁美
IWASAKI, Hitomi
准教授

アートによるコミュニケーション

教育には、いかなる時代であっても変わらない不変的なことと、時代の流れとともに変化していくこととがあります。美術教育における不変(=不易)を見極めつつ、時代とともに変わっていくこと、変わらなくてはならないこと(=流行)について、本研究室では、「学習者」「教師」「美術家」の三つの視点から考察していきます。美術を通して、どのように社会貢献ができるのか…、アートによるコミュニケーションで人と人との繋がりを広げ、人間社会に新しい価値を創造していくことに興味関心をもつ学生を待っています。


 

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