キャンパス紹介札幌校/学部各専攻の概要
教員養成課程の目的・専攻
教員養成課程では、現代の学校が抱える多くの教育課題を解決することができる実践的な指導力を持った教員養成をめざします。専攻科目に学校現場での様々な経験を質的に高めることをめざす全く新しい科目(教育実践フィールド科目)を導入するなど、日常的に児童や生徒の理解を深める機会を多く設けています。教員養成課程専攻等一覧
専攻 | 分野 |
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1. 学校教育専攻 | (1)教育学分野 (2)教育心理学分野 |
2. 特別支援教育専攻 | 特別支援教育分野 |
3. 言語・社会教育専攻 | (1)国語教育分野 (2)社会科教育分野 (3)英語教育分野 |
4. 理数教育専攻 | (1)算数・数学教育分野 (2)理科教育分野 |
5. 生活創造教育専攻 | (1)総合技術教育分野 (2)家庭科教育分野 |
6. 芸術体育教育専攻 | (1)図画工作・美術教育分野 (2)音楽教育分野 (3)保健体育教育分野 |
7. 養護教育専攻 | 養護教育分野 |
専攻の概要
1. 学校教育専攻
人間は学ぶことによって成長します。しかし、今日、子どもの成長をめぐる様々な困難が生じています。学級崩壊はなぜおこるのか、不登校やいじめをどうとらえ、対応したらいいのか、受験勉強は本当に子どもの生活の中で生きた力になっているのか…。考えなければならないことが山積しています。学校教育専攻では、教育学、教育心理学の視点からこうした現代的課題に取り組み、教育の基本を学びます。子どもの成長を支える豊かな環境を作るために、私たちに何ができるか、一緒に考えてみませんか。2. 特別支援教育専攻
見たり、聴いたり、動いたり。さらには集中できたり、字が読めたり書けたり、人の気持ちを推察できたり。私たちは、日々いろいろな能力をあたりまえに使って生きています。しかしそれらの能力の一部がうまく機能しなかったらどうなるでしょうか。本専攻では、障害のある子どもの理解と支援について学んでいます。「あたりまえ」から「人間の能力のすごさ」に気づいたら、それはすでに障害の理解と、その支援に向けての一歩を踏み出していることになるのです。
3. 言語・社会教育専攻
言語・社会教育専攻では、言語や社会についての学問を通じて、教師となるにふさわしい人材を養成することを目指します。国語教育分野、社会科教育分野、英語教育分野という 3 つの分野からなっています。これらは、単に国語や社会や英語を教える技術を身につけるためのコースではありません。社会の仕組みや言語・文学のあり方について、きちんと考え、次の時代を担う子どもたちをしっかり支えていくことができる人物となるための修養の場です。4. 理数教育専攻
知識基盤社会といわれる今日において、子どもたちには、論理的に思考し、判断し、表現する力が求められています。このような力を育むために、算数・数学や理科という教科は、学校教育において重要な役割を果たすことが期待されています。理数教育専攻では、論理的に思考し、判断し、表現する力を児童生徒に身につけさせることができる小学校、中学校の教員を育成していくために、算数・数学または理科についての専門性を身につけた小学校、中学校の教員を養成することを目指しています。
5. 生活創造教育専攻
生活創造教育専攻は、未来を見据えて、「生活を創る」力を培う専攻です。昨今の急速な生活環境の変化は、私たちの生活の仕組みや実態に大きな影響を及ぼしています。私たち自身や、生活を支えるものや事象は、生活の変化の波に常にさらされ、ときに、私たちは生活の担い手であるという主体性を失っています。生活創造教育専攻では、環境変化があっても主体性を失わず、たくましく生きるための基本を学びます。生活を取り巻く技術や科学を基盤にした、ものづくりや生活実践を通して、主体的に「生活を創る力」をつけることができます。子どもたちに、その力を伝えていくことは今後、ますます重要となっていきます。