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キャンパス紹介キャンパス長からのメッセージ

札幌校で「子どもたちの未来を拓く」教員を目指す

北海道師範学校として創設されてから130年を超える歴史を持つ札幌校は,日本第5位195万人超の人口を有する政令指定都市札幌市を中心に,道央,全道,そして日本の教育に対し,教員養成を通じて責任を果たし続けてきました。わたしたち札幌校の教職員は,教育の根底を支えているという誇りをもって日々教員養成にあたっています。
 
当初中央区にあった札幌キャンパスは昭和62年(1987年)に北区あいの里の地に移転し今では30年を超える時が経ちました。そこで現在,グループワークエリアやプレゼンテーションルーム等を備えるラーニング・コモンズの附属図書館内への新設や,パウダーコーナー等を備える快適なレストルームの整備など,より魅力あるキャンパスになるよう修学環境のリニューアルを積極的に進めています。
 
札幌校は,時代時代の教育課題に対応すべく教育組織の改組を行ってきました。そのような中にあっても常に大切にしてきたのは,学問の専門性に基づいた教員養成です。特に,直近の平成27年度に行われた改組では「学校教育(教育学,教育心理学)」「特別支援教育」「言語・社会教育(国語科教育,社会科教育,英語教育)」「理数教育(算数・数学教育,理科教育)」「生活創造教育(総合技術教育,家庭科教育)」「芸術体育教育(音楽教育,図画工作・美術教育,保健体育教育)」「養護教育」の各専攻(分野)からなる充実した教員養成課程に改組され,初等・中等教育を見通した教員養成を行う教育組織として現在に至っています。
 
札幌校の教育の最大の特徴は,教科に関する専攻では,卒業要件(134単位)の中に,小学校主免許の学生であっても中学校・高等学校教員免許状取得に必要な科目の一部が,中学校主免許の学生であっても小学校・高等学校教員免許状取得に必要な科目の一部が含まれていることです。このようなカリキュラムにより,卒業要件の免許種に関わらず,小学校・中学校・高等学校の接続を意識して学びを深めることができます。これは,最近国で議論されている小学校高学年における教科担任制や,徐々に実現しつつある義務教育学校等における小中一貫教育にも先駆けて対応したものです。実際に多くの学生は,小学校・中学校・高等学校の三種の教員免許を取得して卒業しています。また札幌校には,特別支援教育と養護教育の全学のキーキャンパスという使命・特徴もあります。
 
学問の専門性に基づいた教員養成を大切にしてきたと言いましたが,教員になった際に,獲得した専門性が子どもたちへの教育に実際に繋がらなければ意味がありません。札幌校は,北海道教育大学で唯一,附属学校が大学と同じキャンパス内にあることを活かし,1年生の早い段階から,学校現場での実践的な学びと大学での理論的・専門的な学びを往還しながら実践的指導力の基盤を日常的に育成するように努めています。
 
4年間の学部教育に加えて,さらに学びを深めたい方,あるいは現職教員の方で教育実践上の課題を解決するために大学院で学びたい方のために,札幌キャンパスには大学院も設置されています。なお,現在の大学院は修士課程と専門職学位課程(教職大学院)からなりますが,令和3年度から,修士課程のうち教員養成機能を教職大学院に移行することが構想されています。
 
皆さん,自然と都市が調和する札幌キャンパスで,「子どもたちの未来を拓く」教員を目指して私たちと一緒に学びませんか。心から「教員になりたい!」と思っているみなさんを待っています。
 
令和元年10月1日
北海道教育大学 札幌校キャンパス長
田 口  哲

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