専攻紹介保健体育教育分野
実践的指導力と高い専門性を兼ね備えた体育教員を養成します!紹介・特色
現在の教員養成に関するテーマは2つあります。1つは「教員養成段階からの教員としての実践的指導力の養成」、もう1つは「生涯にわたって学び続ける教員の養成」です。
保健体育分野では、大学において実践的指導力を養成するため、隣接する附属小・中学校と連携したカリキュラムを組んでいます。実践的指導力の養成には、実際の教育現場を 1 年生の早い段階から肌で感じることが必要だからです。カリキュラムの中心に模擬授業を据え、「学習者・観察者・指導者」と学年によって異なる立場で教育現場を体験します。また、大学ではこれらの実践を理論的に補完する授業を展開します。
学び続ける教員を養成するには、学問の楽しさ、研究の楽しさを大学で体験しなければなりません。保健体育分野は教員3名と少ないながら、各教員の専門性を活かした講義や実技、演習(ゼミ)を開設し、4年生での卒業論文の作成を通じて学ぶことの楽しさを体験します。高い専門性をもった外部講師の授業も開設されますので、保健体育についての専門的知識に触れ、学ぶことの楽しさを実感してください。
附属中学校での保健体育実践演習の様子
附属小学校での保健体育実践演習の様子
履修の流れ
1年目 | ・保健体育の基礎知識を実技と座学の両面で学びます 保健体育実践演習Ⅰ(学習者)、中学校保健体育科教育法Ⅰ(目的・内容論)、運動学、体育社会学、柔道、陸上競技、基礎実習 等 |
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2年目 | ・多彩な保健体育専門科目により、学びをさらに広げます 保健体育実践演習Ⅱ(観察者)、中学校保健体育科教育法Ⅱ(方法論)、生理学、学校保健、バスケットボール、スキー、介護等体験 等 |
3年目 | ・専門ゼミに所属し、専門性をより深めます 保健体育実践演習Ⅲ(指導者)、中学校保健体育科教育法Ⅲ(模擬授業Ⅰ)、保健体育専門演習Ⅰ・Ⅱ(3年ゼミ)、衛生学、教育実習(主免) 等 |
4年目 | ・学びの集大成として、卒業研究を行います 中学校保健体育科教育法Ⅳ(模擬授業Ⅱ)、保健体育専門演習Ⅲ・Ⅳ(4年ゼミ)、卒業研究、教育実習(副免) 等 卒論のテーマには、「運動後の回復期における座位姿勢がその後の運動パフォーマンスと生理応答 に与える影響」(運動学)、「主にレクリエーション活動を行っている運動部員の活動満足度の分析」(体育学)、「教員養成課程の体育科における模擬授業の効果と課題」(体育科教育学)などがあります。 |