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地域協働推進の取り組み異文化理解講座「コーヒーでつながる世界-ラオスにおけるフェアトレードの実践-」を開催しました

2017年6月13日

 平成29年6月12日(月)、函館校多目的ホールにて、異文化理解講座「コーヒーでつながる世界-ラオスにおけるフェアトレードの実践-」を開講しました。本講座は本校の地域協働推進センターの主催で、学生・一般市民を対象とした異文化への理解の促進を目的としたものであり、学生を中心に約60名が受講しました。

 講座は、東洋大学社会学部准教授の箕曲在弘(みのお ありひろ)氏が、「コーヒーでつながる世界-ラオスにおけるフェアトレードの実践-」と題し、私たちにとって身近なコーヒーを通して世界の歴史の背景や貧困問題についてクイズなども交え、受講者の関心をひきつけながら講演しました。

 箕曲氏自ら生産者を訪ね直接話を聞いた経験を交えながら、「コーヒーの生産は気象条件に左右され収穫量や収入が不安定になってしまうなどの理由から、銀行から融資を受けることもできない。また、保険もないので体調を崩した場合などの保証がない」という貧困スパイラルに陥る厳しい生産者の実状を訴えました。最後に「貧困問題を解決するためにはただ取引価格を上げるのではなく、収入の不安定さを嘆く生産者の立場を理解し輸入業者とのパートナーシップを築く『連帯型フェアトレード』が重要である」とお話いただきました。
 また、講話後には活発な質疑応答が行われ、講話内容について更に理解を深めました。
 


   △ 東洋大学社会学部准教授 箕曲氏 △  △箕曲氏の問いに対し、受講者の解答を見回る様子△

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